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【らくトレ】Vol.141 壁を使った開脚で股関節の柔軟性アップ

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、壁を使って股関節の柔軟性を高められるストレッチをご紹介。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.141

壁を使った開脚で股関節を柔らかく


今回は壁を使って開脚を行い、股関節と内転筋を伸ばすストレッチを紹介します。

最初から脚を大きく開こうとすると痛みを感じる可能性があります。ゆっくりした動きから始めましょう。徐々に開脚の度合いを大きくします。リズムよく行うと伸張反射のトレーニングにもなります。

エクササイズ1は片脚開脚です。まず左脚を固定し、右脚をゆっくり開きます。開く範囲は個人差がありますが、無理のない範囲で可動域の限界まで開きます。右脚を5~10回開いたら、今度は右脚を固定して左脚を開きます。こちらも5~10回繰り返します。

エクササイズ2は両脚開脚です。股関節に加えて内転筋も伸びます。動きに左右差があると思いますが、左右均等に動かすのが目標です。そうするとつま先の向きも左右均等に開くのが自然な動きになります。

いずれのエクササイズも5~10回を朝晩1セットずつ、1日2セット行うことができると理想的です。


Exercise 1
壁に足をつけて片足開脚(左右5~10回×2セット)

壁にお尻を近づけ、両脚を真上に伸ばした姿勢からスタート。まず左脚を固定し、右脚をゆっくり開きます。そうすると右の股関節が伸びます。この動きを5~10回繰り返します。その後、左脚の開脚も行います。重力を利用するので座位より楽に開脚できますが、無理すると痛める可能性もあるので十分注意しましょう。

Exercise 2
壁に足をつけて両足開脚(5~10回×2セット)

エクササイズ1と同じ姿勢からスタート。こちらは左右の脚を同時に開くバージョンです。左右均等に開くことを意識します。つま先の向きも左右均等になるのが自然な動きです。最初はゆっくりしたペースから始め、徐々にペースを上げて5~10回繰り返します

ここに効く!
エクササイズ1は股関節を交互に伸ばすストレッチです。エクササイズ2は左右両方の内転筋を伸ばすストレッチになります

どんな効果が?
股関節の動きがスムーズになり、安定感が増します。スウィング中のぎこちない動きが解消され、フィニッシュまでブレなくなります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年12月27日号より