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【らくトレ】Vol.125「クロスステップツイスト」で捻転力を強化

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、ドライバーを使って捻転力をアップするエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Osamu Hoshikawa MODEL/Yukino Itakura(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.125

「クロスステップツイスト」で捻転力アップ


今回はドライバーを使って上半身と下半身の捻転(連動性)を強化するエクササイズです。エクササイズ1と2を交互に行うことで、バックスウィング側とフォロースルー側の両サイドの回転につながる連動性が高められます。

まずバックスウィング側ですが、右足に体重をかけながら左足を斜め後ろにクロスさせます。それと同時に上半身を右サイドにツイストします。右腕が12時、左腕が9時を向くのが理想的です。その姿勢を2秒キープします。

次にフォロースルー側ですが、今度は左足に体重を移し、右足を斜め後ろにクロスさせます。それと同時に上半身を左サイドにツイストします。こちらは左腕が12時、右腕が3時を向くと理想的です。基本メニューは左右交互に5往復、合計10回を1日2セットですが、左右差がある場合は硬さを感じるサイドを重点的に行い、左右のバランスを整えると、より効果的なエクササイズになります。


Exercise 1
足をクロスさせながら上半身を右へツイスト

ドライバーを水平に持ち、足を開いた姿勢からスタート。右ひざを曲げながら左足を斜め後ろにクロスさせるように動かし、上半身を右サイドにツイストします。右腕が12時、左腕が9時を向くと理想的です。その姿勢で2秒キープしたら、今度は反対側にツイストします

両手の間隔を狭めると負荷が上がる

ドライバーを持つ両手の間隔を狭めると難度が上がります。この場合、右腕が12時になるのが理想。そのためには左腕を10時まで上げる必要があります

Exercise 2
足をクロスさせながら上半身を左へツイスト

今回のエクササイズは1と2を交互に行います。1でツイストした姿勢を2秒キープしたら、今度は左ひざを曲げながら右足を斜め後ろに動かし、上半身を左サイドにツイストします。こちらも同じく2秒キープ。左右5往復、合計10回を1日2セット行うと理想的です

ここに効く!
股関節周りと肩甲骨周りに同時に刺激が入る、ゴルファーにとって効果的なエクササイズです。お尻と胸の筋肉強化にもつながります

どんな効果が?
スウィングの捻転に必要な部位の柔軟性がアップしますから、全身の動きがスムーズになります。必然的にスウィング軸が安定します

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月6日号より