【人気連載アーカイブ】らくトレVol.2 渋野日向子もやっている「9時-3時ストレッチ」で回転力UP!【動画あり】
渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、渋野日向子が朝の練習場で必ずやるという効果抜群のエクササイズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Atsushi Tomura MODEL/Nanoka Hagiwara(GOLULU)
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「9時-3時」エクササイズで回転力アップ
ゴルファーにとって効果的な回転系のストレッチは、自力で回すタイプと他力で伸ばすタイプの2種類があります。今回は自力で回すタイプをご紹介します。まず両足を左右に広げます。肩幅よりも広めで、ドライバーの構えと同じくらいのイメージです。そして上体を股関節から折り曲げ、前傾姿勢を保ち、アドレスの姿勢からスタートします。
アドレスの姿勢を取ったら、テークバックの意識で左手が時計の9時、右手が時計の12時になるように上体をひねります。その場で回転するのではなく、右股関節にパワーを溜めるイメージ。左手は右腰方向に引っ張られ、右手は真上に引っ張られる感じです。両腕の角度は90度に保ち、3~5秒キープします。
今度はフォロースルーの要領で右手が時計の3時、左手が時計の12時になるように上体をひねります。この動きをするには肩が左右に90度ずつ回る必要がありますが、肩やわき腹などに痛みを感じる場合、9時、3時まで無理に回す必要はありません。
【STEP 1】
アドレスの姿勢からスタート
【Step 2】
両腕で時計の「9時」を作る
体が硬い人は「8時-4時」でもOK!
この動的ストレッチは、スウィングと同じイメージです。右サイドにテークバック、左サイドにフォローの動きとなりますから、その反動を利用しても問題はありません。ただ、無理に体を回すのは厳禁。「9時-3時」の動きがきついと感じる人は、それ以上、上体をひねる必要はありません。「8時(7時55分)-4時(4時5分)」でも十分に効果はありますし、それより手前でもOK。各自の年齢や健康状態を考慮し行ってください。大切なことは「続ける」ことですから
正しい動きを動画でチェック!
●ここに効く!
回転力をアップさせるために必要な背中の筋肉とお腹の筋肉に効果大です。姿勢の維持と、回転力の要となる体幹が使えるようになります
●どのくらいやるの?
テークバックの姿勢で3~5秒静止したら、今度はフォロースルーの方向に上体をひねります。そして同じく3~5秒静止。これを4~6セット行います
●こんな人に!
体が硬く、テークバックからトップで捻転不足を感じている人や、ダウンスウィングからインパクトにかけ、上体が起きやすい人におすすめです
●どんな効果が?
体幹の強化により前傾姿勢がキープしやすくなり、捻転力の向上でヘッドスピードアップも期待できる
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2020年3月3日号より
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