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【ゴルヨガ】Vol.66 固まった股関節を伸ばしてアドレス改善!「英雄のポーズ」

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、股関節の前側を伸ばしてアドレス改善に効果のあるポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)

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メニューNo.66

「英雄のポーズ」で
股関節の前側を伸ばす


股関節は3軸構造になっており、屈伸と伸展、外転と内転、内旋と外旋、3つの軸を中心に3次元的な動きをすることができます。ただ、座っている時間が長いと股関節が硬くなり、本来の動きが発揮できません。

今回は両脚を前後に広げ、体重を前足に乗せ、股関節の前側を重点的に伸ばす「英雄のポーズ」を紹介します。かかとが浮くと股関節が伸びませんから、かかとはマットに付けたまま行うのが大事なポイントです。


Pose 1
両脚を前後に広げ、上半身を真上に伸ばす

両脚を前後に広げ、前足のつま先を正面に向け、後ろ足のつま先は横に向けた姿勢でスタート。かかとをマットに付けたまま体重を前足に乗せ、上半身を真上に伸ばします。1呼吸(2~3秒)で前足に乗せ、1呼吸で上半身を真上に伸ばし、1呼吸で元に戻します。それを左右5回ずつ行います。(3呼吸×左右5回)

Pose 2
両脚を前後に広げ、上半身を反らせる

ポーズ1の姿勢でスタート。そこから上半身を背面に反らせます。息を吸いながら反らせると上半身がさらに伸ばせます。目線を指先に向けるのが大事なポイントです。1呼吸で上半身を反らし、1呼吸で元に戻ります。それを5回繰り返したら、脚の前後を入れ替え、同様に5回行います。(2呼吸×左右5回)

●どんな効果が?
股関節を重点的に伸ばす効果が高いです。左右均等に行うことで全身のバランスも整います。上半身の伸びや反らしを組み込むことで全身の筋肉を引き締めることもできます

●スウィングのココが改善!
股関節の前側が伸びますから、丸くなった骨盤の詰まりが解消され、正しいアドレスの姿勢が作れるようになります。スウィングの動きがスムーズになり、インパクトの再現性が格段にアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2025年9月9日号より