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【ゴルヨガ】Vol.39 肩が回らないのは“首の硬さ”が原因だった?

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、肩の可動域と関係が深い「首」の柔軟性を高めるポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)

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メニューNo.39

首を伸ばして
肩の可動域アップ


アマチュアで首の柔軟性を気にしている人はほとんどいないと思います。ですが、実は肩が回りづらいのは、首の硬さが原因ということがあります。首は肩の上にのっているので、肩と首はつながっています。首を伸ばすことで肩が動きやすくなります。

首を伸ばすには3方向に動かします。前に動かすと後ろが伸びます。左右に動かすと逆サイドが伸びます。頭の重さを生かして反動をつけず、ゆっくり動かすのがポイントです。


Pose 1
頭をゆっくり前に倒し首の後ろを伸ばす

あぐらをかいて頭の後ろに両手を組んだ姿勢でスタート。そこから頭をゆっくり前に倒し、あごが鎖骨につくくらいの状態で2~3呼吸(約10秒)キープします。そうすると首の後ろの部分(後頸部)が
伸びます。骨盤を後傾させないことと、反動は使わずに頭の重みで伸ばすことがポイントです。(2~3呼吸キープ×1回)

Pose 2
頭をゆっくり左右に倒し首の側面を伸ばす

頭の右側を左手で持った姿勢でスタート。そこから頭をゆっくり左に倒します。2~3呼吸キープしたら一度リセットし、今度は頭の左側を右手で持ちます。そして頭をゆっくり右に倒します。左右差を感じながら行うのがポイントです。左右差を感じたら硬いほうを少し長めに伸ばします。(2~3呼吸×左右1回)

●どんな効果が?
首の後ろ側の部分(後頸部)と首の横側の部分(側頸部)を重点的に伸ばします。首の筋肉を伸ばすことで肩の可動域が広がり、スウィング全体の動きがよくなります

●スウィングのココが改善!
スウィングは肩の回転が重要ですが、肩が回らない原因が首の硬さにあることがあります。首をしっかり動かすことで肩の回転力がアップし、トップが深くなってスウィングが安定します

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2025年2月11日号より