トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、肩甲骨を寄せて胸を張り、アドレスや日常の姿勢を改善するポーズを教えてもらった。

TEXT／Tomohide Yasui　PHOTO／Akira Kato　MODEL／Kanako Mizutani（ゴルル）

【ゴルヨガ】Vol.28　伸び上がりを防ぐ!「プランク」からの「ダウンドッグ」で腹筋強化

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メニューNo.29

「D字ポーズ」で
アドレス改善

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正しいスウィングのスタート地点は、正しいアドレスを作ることからです。普段から猫背の姿勢で過ごしている時間が長い人は、肩甲骨を寄せて胸を張る正しいアドレスが作れなくなる傾向があります。今回は、その姿勢を改善するエクササイズを紹介します。

つま先立ちで正座し、両手で両足のかかとをつかみ、ひじを伸ばしたまま、体を反らせ、両腕を突っかい棒のようにすると、体に負担をかけず胸を張ることができます。

Pose 1
ひざ立ちから上体を反らしD字ポーズ

つま先立ちで正座し、両手で両足のかかとをつかんだ姿勢でスタート。そこからお尻を上げ、肩甲骨を寄せ、首の力を抜き、体を段階的に反らせてアルファベットの「D」の形を作ります。1呼吸で「D」の形を作り、2呼吸キープし、1呼吸で元の姿勢に戻ります。それを5回繰り返します。（4呼吸×5回）

Pose 2
D字ポーズから片手を真上に伸ばす

アルファベットの「D」の姿勢でスタート。そこから左手を真上に伸ばし、1呼吸キープします。左手の指先から右手首まで一直線になるのが理想です。次に左手を下ろして右手を真上に伸ばし、1呼吸キープします。右手が終わったらお尻を下ろして休憩します。それを5回繰り返します。（4呼吸×5回）

●どんな効果が?
左右の肩甲骨の間の細かな筋肉に効果的な刺激が与えられます。腰やお尻など、体の背面にも刺激が入るため、肩甲骨を寄せて胸を張った正しい姿勢が身に付きます

●スウィングのココが改善!
肩甲骨をしっかり寄せて胸を張ることで、アドレスで猫背になることがなく、正しい姿勢が作れます。スウィング中も体がブレなくなり、前傾姿勢を維持したまま、インパクトできるようになります

週刊ゴルフダイジェスト2024年11月26日号より