【ゴルヨガ】Vol.12 片ひざ立ちからの後屈&前屈で体幹を強化
トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、体幹をバランスよく鍛えつつ、股関節の柔軟性も高められるポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)
メニューNo.12
片ひざ立ちで後屈&前屈
今回は前屈と後屈の動きを強化するポーズを2種類紹介します。ポーズ1は前後の動きを集中的に鍛えます。ポーズ2はツイストを加えることで、スウィングの捻転の動きを磨くことができます。
後屈時は体の形がアルファベットのC字になるように反らせるのがポイントです。前屈時は前脚のひざが一直線に伸びるのが理想的ですが、多少曲がっても構いません。上半身を前後左右にしっかりと屈曲させ、筋肉を伸縮させてください。
Pose 1
片ひざ立ちで後屈&前屈
片ひざ立ちで両腕を前に伸ばした姿勢でスタート。息を吸いながら両手を頭の後ろに動かし、体の背面でC字を作るように体を反らせます(後屈)。その後、息を吐きながら両手がつま先に触れるまで動かします(前屈)。前足のかかとを支点に上下に動かすイメージです。左右で10回ずつ行います。(3呼吸×左右10回)
Pose 2
片ひざ立ちでツイストしながら後屈&前屈
ポーズ1と同じ姿勢でスタート。息を吸いながら合わせた両手を前足と逆サイドに振り上げ(ツイストさせる)、体を反らせます。その後、息を吐きながら前足と同じサイドに両手を振り下ろします。前足のかかとを支点に上下に動かすイメージは同じです。こちらは両手を合わせたまま行います。(3呼吸×左右10回)
●どんな効果が?
股関節の前側に刺激が入るのに加え、お腹や背中など、体幹の中心を支える部分をバランスよく鍛えることができます。太ももの強化にもつながり、下半身が安定します
●スウィングのココが改善!
片ひざ立ちで後屈と前屈の動きを繰り返すことで股関節の柔軟性が高まり、アドレスの姿勢が安定します。胸やお腹、背中など、体幹に刺激が入るので上半身の捻転力アップにも効果があります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2024年7月23日号より