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【ゴルヨガ】Vol.11 お尻を突き上げる「ダウンドッグ」ポーズで股関節の柔軟性アップ!

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、股関節の柔軟性を高めて理想的なアドレスが作れるようになるポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)

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メニューNo.11

「ダウンドッグ」で
正しい前傾姿勢を身につける


アマチュアを見ているとスウィングの動きを見直す前に、アドレスの姿勢を見直してほしいと感じることが多いです。アドレスでエラーが生じていると必然的にスウィング中もエラーが発生します。典型的なのが股関節から体を折り曲げることができないアドレスです。

棒立ちの人やひざを曲げてお尻を下げるだけの人は、股関節から体を曲げる姿勢が身につく、ヨガのポーズ「ダウンドッグ」にぜひ取り組んでみてください。


Pose 1
ダウンドッグ

うつ伏せに寝た姿勢でスタート。手で床を押し、体を持ち上げます(腕立て姿勢)。そして股関節を90度に曲げます。ポイントは背中をしっかり反らせることと、もも裏とふくらはぎを伸ばすこと。1呼吸(2~3秒)でポーズを作り、1呼吸キープし、1呼吸で元に戻ります。それを5回繰り返します。(3呼吸×5回)

Pose 2
ダウンドッグからの足上げ

うつ伏せに寝た姿勢でスタート。そこから股関節を90度に曲げるところまではポーズ1と一緒です。さらにダウンドッグのポーズから左右の足を交互に上げ下げします。右足上げを1呼吸キープしたら2のポーズに戻り、左足上げを1呼吸キープ。それを左右5回ずつ、合計10回繰り返します。(1呼吸キープ×左右5回)

●どんな効果が?
股関節の柔軟性が高まります。ポーズ1は背中、もも裏、ふくらはぎなど体の背面に刺激が入ります。ポーズ2はお尻と腰に効きます。その刺激が前傾姿勢の維持に貢献します

●スウィングのココが改善!
股関節から体を折り曲げる姿勢が身につくので、正しいアドレスが作れるようになります。前傾姿勢を維持したままスウィングできるので、軸回転が安定して起き上がりなどのミスがなくなります

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年7月16日号より