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【らくトレ】Vol.205 “みぞおちから上”だけをしっかり回せますか? 片ひざ立ちで180度ターン

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。最終回は、上半身のスムーズな回転を手に入れるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.205

片ひざ立ちで上半身を
180度ターン


スウィングを安定させるためには、骨盤から下を動かさずにみぞおちから上だけを回す動きを鍛えるのが効果的です。今回はその動きを磨くエクササイズを紹介します。

このメニューは本来、壁に体を付けて行います。エクササイズ1も2も1番のポーズの背中側に壁があるとイメージしてください。その壁にひじが当たらないように上半身を大きく回しながら体の向きを入れ替えます。そうすると、今度は胸側が壁を向きます。胸側が壁を向いたら、逆回りで元の姿勢に戻ります。これを5回繰り返すと、側屈の動きと回旋の動きを同時に何度も行うことになり、上半身の捻転力を高めるトレーニングになります。左足が前、右足が後ろで5回繰り返したら、左右の足を入れ替えます。

このメニューではエクササイズ1で2パターン、エクササイズ2で2パターンの合計4つの動きを行います。1日1セットずつ行うと上半身の捻転力が格段にアップします。


Exercise 1
片ひざ立ちで上半身を時計回りに回転

体の右側に壁があるイメージで、両手を後頭部に当てた片ひざ立ちの姿勢でスタート。そこから上半身を大きく回し、胸が壁を向くように入れ替えます。そして逆回しで元の姿勢に戻ります。それを5回。その後、左右の足を入れ替えて同様の動きを行います。(左右5回×1セット)

Exercise 2
片ひざ立ちで上半身を半時計回りに回転

体の左側に壁があるイメージで、エクササイズ1と同じ姿勢でスタート(壁側のひざを立てる)。そこから上半身を回して胸が壁を向くように入れ替えます。そして逆回しで元の姿勢に戻ります。上半身を大きく回すことで側屈と回旋が鍛えられます。(左右5回×1セット)

ここに効く!
胸を張った姿勢で上半身を大きく回す胸郭のストレッチのようなエクササイズです。肩甲骨を寄せる筋肉とお腹の筋肉を使うので、上半身の捻転力を高めるのに効果的です

どんな効果が?
みぞおちから上の力だけで上半身を回す動きを鍛えるので、捻転差のある軸回転スウィングが身につきます。スウィングの再現性が高まり、インパクトが安定します

次回から斎藤トレーナーによる「らくらくゴルヨガ」がスタート! お楽しみに。

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年4月23日号より