【らくトレ】Vol.195 片脚&両脚開脚で股関節の柔軟性をアップ!
トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、股関節の柔軟性を高め、安定したスウィングに必要な下半身の粘りを身につけるエクササイズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)
メニューNo.195
片脚&両脚開脚で
股関節の柔軟性アップ
股関節が硬くなるとスムーズなスウィングに支障をきたしますから、柔軟性を高めるエクササイズを継続的に行うのがおすすめです。今回はスライドディスクを使用したエクササイズを紹介します。スライドディスクを持っていない人は、かかとの下にタオルを敷いたり、靴下をはいてフローリングの上で行うなど、かかとが滑りやすい状態になればOKです。
エクササイズ1は右脚を固定し、左脚を開きます。左脚を10回開閉したら今度は左脚を固定し、右脚を10回開閉します。エクササイズ2は両脚を同時に開きます。こちらも10回開閉します。両手を後ろに付いて骨盤を立てた姿勢で行うのが大事なポイントです。
両脚開脚は脚を開いた状態でキープする必要はありません。リズミカルに開閉します。ただし、勢いよく開閉すると股関節を痛める可能性がありますので、ゆっくりとリズミカルに行うよう心がけてください。
Exercise 1
座り姿勢で片脚開脚
両脚を伸ばして床の上に座り、両手を後ろに付いた姿勢でスタート。最初は右脚を固定して左脚を開きます。ゆっくりとリズミカルに10回開閉したら、今度は左脚を固定して右脚を10回開閉します。胸をしっかり張り、骨盤を立てた状態で行うのが大事なポイントです。(左右10回×2セット)
Exercise 2
座り姿勢で両脚開脚
エクササイズ1と同じ姿勢でスタート。こちらは両脚を同時に開きます。目いっぱい(少し痛いところ)まで開いたら、ゆっくり閉じます。これを10回繰り返します。1と2は動かし方が違いますが、開脚角度は同じでOKです。1日2セットずつ行うことができると理想的です。(10回×2セット)
●ここに効く!
股関節の柔軟性を高めるエクササイズなので、もも裏と内ももがしっかり伸ばされます。開脚角度を広げることも大事ですが、骨盤を立てたまま行うことを重視しましょう
●どんな効果が?
股関節の柔軟性が高まることでスウィングの安定に不可欠な下半身の粘りが身に付きます。前傾姿勢をキープしたままインパクトできるようになるので、パワーロスの少ないスウィングになります
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2024年2月6日号より