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【らくトレ】Vol.194 上体を回して両腕を伸ばすだけ! 正しい捻転を体感できる極上エクササイズ

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、捻転力を強化しブレないスウィング軸を手に入れるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)

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メニューNo.194

上体を回して両腕を伸ばす


アマチュアのスウィングを見ていると、始動の時点で下半身がグラついてしまうのを何とかしたいと思うことがあります。ゴルフは上半身と下半身の捻転差を作り、ねじり戻しの力を利用してボールを打つスポーツです。そのことはアマチュアでも理解されていると思うのですが、下半身が安定しないとスウィングの軸回転も不安定になります。今回はその動きを矯正するエクササイズを紹介します。

エクササイズ1と2は左右対称の動きです。1は骨盤を止めたまま上半身を左に回します。2は骨盤を止めたまま上半身を右に回します。そのあと腕を伸ばして、3秒キープします。そうすると捻転差を作ったとき体にどのような刺激が入るのかが体感できます。実際にやってみるとわかりますが、腹筋にかなり力を入れないと姿勢を維持することができないはずです。骨盤を止めて上半身を回す動きが身につくとスウィングが劇的に変わるきっかけになります。


Exercise 1
上体を左に回して両腕を伸ばす

ボールを両手で持ち、軽く前傾した姿勢でスタート。骨盤を止めたまま上半身を左に回します。そして腕を伸ばし、3秒キープします。そうすると腕の重みで腹筋に刺激が入ります。3秒キープしたら写真3→2→1の順で元に戻ります。それを10回繰り返します。(10回×2セット)

Exercise 2
上体を右に回して両腕を伸ばす

エクササイズ1と同じ姿勢でスタート。今度は骨盤を止めたまま上半身を右に回します。そして腕を伸ばし、3秒キープ。3秒キープしたら写真3→2→1の順で元に戻ります。上半身と下半身の捻転差を意識しながら行うことが大切。1日2セット行えると理想的です。(10回×2セット)

ここに効く!
骨盤を止めたまま上半身を回すので、腹筋に効果的な刺激が与えられます。上半身と下半身の捻転差が作れると体にどのような負荷がかかるのか体感することができます

どんな効果が?
安定した下半身を土台に上半身をねじる動きを繰り返すので、捻転力が格段にアップします。テークバックからフォローまで軸がブレることのない安定したスウィングが身につきます

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年1月30日号より