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【らくトレ】Vol.150「ツイスト&壁タッチ」で捻転力を強化!

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、上半身と下半身の捻転差を強化し、スムーズで安定した回転を得られるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Shinji Osawa MODEL/Yurie Atsumi(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.150

「ツイスト&壁タッチ」で捻転力を強化


今回は壁を使って上半身を左右にねじり(ツイスト)、捻転力を鍛えるエクササイズを紹介します。エクササイズ1は両足を広げ、エクササイズ2は両足を閉じて行います。動き自体はまったく同じです。足を広げると股関節が回りにくくなり、足を閉じると股関節が回りやすくなるので、運動パターンが変わります。

まず上半身を時計回りにねじり、後ろの壁を両手でタッチします。その姿勢を2~3秒キープします。次に上半身を反時計回りにねじり、後ろの壁を両手でタッチします。こちらも2~2秒キープします。両手をタッチするのが難しければ、片手だけでも構いません。大事なのは体の軸を真っすぐ保った状態で上半身をねじることです。無理にねじって足の位置がズレたり、体が斜めに傾いたりするのはNGです。軸を意識しながらゆっくりと左右5回ずつ合計10回、上半身をねじります。1日2セットずつ行うことができると理想的です。


Exercise 1
ワイドスタンスでツイスト壁タッチ

壁に背を向けて立ち、足幅を広げた姿勢からスタート。まず上半身を時計回りにねじり、後ろの壁を両手でタッチします。タッチしたまま2~3秒キープできると理想的。次に上半身を反時計回りにねじり、後ろの壁を両手でタッチします。(左右10回×2セット)

Exercise 2
ナロースタンスでツイスト壁タッチ

壁に背を向けて立ち、足幅を狭めた姿勢からスタート。エクササイズ1と同様に上半身を時計回りと反時計回りに交互にねじります。足幅が狭いと運動パターンが変わるので、体に入る刺激も少し変化します。(左右10回×2セット)

ここに効く!
上半身の捻転力を鍛えるストレッチになります。みぞおちから上の筋肉をまんべんなく使わないと上半身をねじれませんから、体の深部までしっかりと刺激が入ります

どんな効果が?
上半身と下半身の捻転差がより強力になります。スウィング軸を中心に体をしっかりねじれるようになり、スムーズで安定感のある回転動作を習得できます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年3月7・14日合併号より