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【日本オープン激闘史】#4 AONの日本オープン連勝を止めた奥田靖己<1993年>

国内男子ゴルフ最高峰の舞台「日本オープン」。数々の名勝負を生み出した激闘の歴史をプレーバック! 今回は1993年に行われた第58回大会をピックアップ。

TEXT/Takeo Yoshikawa

第58回大会(1993年)
琵琶湖CC栗東・三上C/18H・6879Y・P71

優勝:奥田靖己
-3・Total 281(69・72・71・69)

シニア入りしたベテラン安田春雄が初日に66で単独首位。2打差で中嶋常幸、さらに1打差でジャンボ尾崎、奥田靖己、丸山智弘が続く。2日目は悪天候でスコアが伸び悩むなか、尾崎と奥田が首位に並ぶと、3日目を終了して首位・尾崎、2打差に奥田。またしても尾崎の優勝か、というムードが漂うが、新ドライバーを投入した尾崎のショットは引っかかり気味で精彩を欠く。

「ショットに不安材料があるから変えた。試合中もスウィングをあれこれと意識していた。本来なら、今までのスウィングで戦うべきなんだろうが」と3日目とはかなり異なっていた。尾崎はバーディが奪えず76と大崩れ。対する奥田は4バーディ、1ボギーの69で逆転。1985年から8年間、青木功、尾崎将司、中嶋常幸の3人が独占してきたビッグタイトルを手中に収めた。

尾崎は「奥田は昨日から良かった。狭いコースながら自分のリズムで振れていた」と奥田を称え、奥田は「日本でプレーする限りジャンボさんから逃げられないし、ジャンボさんと戦えたということは自分のゴルフはよかったということです」と振り返った。

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月1日号より