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【全英オープン】日本勢トップの桂川有人「“また出たい”ではなく“次は上位争いができるように”」

7人の日本人が挑んだ“聖地”セントアンドリュース・オールドコースでの全英オープン。決勝ラウンドに進んだのは、日本のエース、松山英樹と、4大メジャー初挑戦の桂川有人の2人だけだった。

PHOTO/Tadashi Anezaki

最終日、オールドコースの名所18番ホールの「スウィルカンブリッジ」を渡る桂川

「日本代表として楽しんでプレーできた」という桂川がメジャーチャンピオンの松山を上回る、5アンダーの47位タイでフィニッシュした。

ラウンド後、「やはり来年以降もメジャー大会を目標に頑張る?」という質問に対し、「また出たいではなく、上位争いができるようになりたい。今回の全英オープンではショートゲーム力がまだまだ足りないとわかった。日本にないようなアンジュレーションのグリーンでも海外の強い選手はしっかり入れてくる。そのレベルまで持っていきたい」と自身の弱点を分析した。次戦の予定は、「PGAツアーの『ロケットモーゲージクラシック』にマンデー予選会から参加します。その後はコーン・フェリーツアーの下見というか、どういうツアーなのかなどを調べにいきます」と述べ、海外志向を表明。国内男子ツアーにとっては若手スターの流出は危機かもしれないが、桂川の活躍に期待したい。

地元出身のキャディを採用したおかげか、日本人選手のなかではひと際、声援が多かった桂川。「日本人はリアクションが少ないと思われるのが嫌なので、できるだけ応えました」(桂川)

松山英樹は意地の最終日5アンダー

3日目に1トリプルボギー、1ダブルボギー、2ボギーを含む「76」と大きく失速した松山。最終日は3組目と朝早いスタートになった。1番で2打目を小川に入れるも、自身で「勢いがついた」という第4打がチップインでパーセーブ。その後もバーディを重ね、終わってみれば7バーディ2ボギーの「67」で回り、日本のエースの底力を見せた

週刊ゴルフダイジェスト2022年8月2日号より

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