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【ツアーの新人ご紹介! 】File1 桂川有人「新日本プロレスの大ファンなんです」

PHOTO/Tadashi Anezaki

今年ツアーで活躍している金谷拓実、清水大成、桂川有人は、3月に大学を卒業したばかりの同世代。その下には石坂友宏、アマチュアの杉原大河、米澤蓮、河本力といった実力者が揃っていて、女子同様、男子ゴルフ界もまさにいま“豊作”を迎えている。

そんな彼らの素顔を不定期でご紹介。栄えある第一回は、まだあどけなさの残る桂川有人だ。新・日大三羽烏の一人(残る2人は清水大成と木村太一)で、昨年の日本オープンでは予選ラウンドを終えて2位に入り、「桂川とは何者だ?」とメディアルームをざわつかせていた。

大のプロレス好き
観戦スタイルは“黙観”

167センチと小柄ながら、ドライバーでキャリー290ヤード近く飛ばし、アイアンの精度も高い、まさにショットメーカー。今季はQTランク9位の資格でツアーに出場し、今年の3試合ですべて予選突破と頼もしい結果を残している。

聞くと、おとなしそうな見た目とは裏腹な意外な趣味を持っていた。それが「プロレス観戦」だ。

「プロレスにハマったのは中学2年生のときですね。なんか面白いなぁと見るようになって、最初はノアにはまりました。そこから好きな選手がいなくなったりして、新日本プロレスにハマるようになりました。生で観戦するようにもなり、東京ドームとか武道館にも行きました。命をかけて体を張って戦っているところが好きで、試合にはストーリー性もあってすごく楽しめるんですよ。観戦スタイルですか? 落ち着いてじっと見るのが好きです(笑)」(桂川)

今はなかなかプロレス観戦に行けないので、プロレス見放題チャンネルのサブスク会員になっているそう。

「スマホの小さな画面で見ていたのですがそれだと目が悪くなるので、タブレットを買って、遠征先のホテルで見ています」

皆さん、桂川有人プロ、応援よろしくお願いします! 掛け声は「トランキーロ、あっせんなよ!」かな?

「内藤哲也さんの大ファンなんです」

キャディバッグにつけているのは、新日本プロレス・内藤哲也のマスコットとその内藤のフレーズが書かれたキーホルダー。「トランキーロ」とはスペイン語で「落ち着け」という意味

桂川有人

●身長/167センチ
●生年月日/1998年10月9日
●得意クラブ/アイアン
●出身大学/日本大学
●スポーツ歴/バレーボールなど

本格的にゴルフを始めたのは高校から。日大に進み、ナショナルチームにも入る。19年には日本オープンでローアマに。昨年末、在学中にプロ転向。今年の春大学を卒業したばかり

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月15日号より