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【ゴルフパートナー PRO-AM】今平周吾が混戦を制し2週連続V! アマの部は松坂大輔ら元プロ野球選手が花を添えた

<ゴルフパートナー PRO-AM/取手国際GC(茨城)/6804Y・パー70/5月19日〜22日>
PHOTO/Hiroaki Arihara、代表撮影

国内男子ツアー唯一のプロアマ形式で行われる「ゴルフパートナー プロアマ」、プロの部は、プレーオフの結果、2週連続となる今平周吾の逆転優勝で幕を閉じた。

スコアの伸ばし合いとなった最終日は、ひと足早くホールアウトした近藤智弘が「59」のビッグスコアを叩き出し、通算22アンダーでクラブハウスリーダーに。17番終了時点で大槻智春、比嘉一貴、今平周吾がそれに並び、B・ケネディが1打差で追う展開となったが、18番でケネディがスコアを伸ばせず、比嘉がボギーとしたことで、近藤、大槻、今平3人のプレーオフに。18番で行われたプレーオフ1ホール目、今平と近藤はパーだったが、大槻はパーパットを外し、惜しくも脱落。2ホール目は近藤がピン横につけるも、今平が先にバーディパットを決め、8年ぶりの優勝へ猛チャージをかけた近藤の追撃を阻止。2年連続賞金王の実力を見せつける結果となった。

猛チャージでプレーオフまで進んだ近藤。今季よりドライバーを「ステルス」に替え、若手に飛距離も劣らなかった

元プロ野球選手たちも大会を盛り上げた

一方アマの部は、初日と2日目はフォアボール形式のダブルス戦、3日目と最終日に2日間のスコアを競うスクラッチ戦が繰り広げられ、盛り上がりを見せたが、なかでも注目を浴びたのは、ゴルフが好きすぎる“元プロ野球選手軍団”。軍団中、唯一スクラッチ戦に出た松坂大輔は、初日、2日目ともに「79」をマークし、35位というまずまずの結果だった。ホールアウト後の取材では「楽しかったけど、めちゃくちゃ疲れました」と笑顔。同組で回った時松隆光は、「ティーショットは僕より全然前に行くし、ショートゲームも上手。何度もプレッシャーをかけられました」とたじたじ。300ヤード超の飛距離に、小技の上手さを持ち合わせる“平成の怪物”は、ゴルフの腕も怪物級だった。

 

日米通算170勝を挙げ、昨季限りで現役を引退したばかりの松坂はベストスコア70の腕前

ゴルフのアマ競技にも多数出場し、元プロ野球選手軍団のなかでも別格といわれる谷繁元信(右)は和田一浩とダブルスに出場し、6位という好成績

“大魔神”こと佐々木主浩は、よくゴルフを教わるという元東北福祉大ゴルフ部の長男・彰吾さんとダブルス戦に出場。7オーバーで27位は、ちょっと残念?

アマの部スクラッチ戦で優勝した平野大樹さん。プロのセッティングで2日間イーブンパーはお見事

<ゴルフパートナー PRO-AM最終成績>

優勝今平周吾
(プレーオフ)
-22
2位T近藤智弘-22
2位T大槻智春-22
4位TB・ケネディ-21
4位T比嘉一貴-21
6位大西魁斗-20
7位池田勇太-19

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月7日号より