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ノーマンも真っ青!? D・Jにマキロイ、ラーム…世界イチ豪華な“クラブ競技”

この大会の出場選手の顔ぶれを見たら、スーパーゴルフリーグ構想に邁進するグレッグ・ノーマンはどんな顔をするのだろう?

先の2月28日、米フロリダ州のセミノールGCで開催された「プロ・メンバー選手権」のこと。出場プロの名前を挙げると、D・ジョンソン、R・マキロイ、J・ラーム、J・トーマス、B・デシャンボー、R・ファウラー、P・カントレー、T・フリートウッド、A・スコット、B・ワトソンなど数えあげればキリがない。女子ツアーからもコルダ姉妹に加えて、C・ウェブやN・ロペスといった殿堂入りプレーヤーも参戦したとか。

さらにアメフト界のレジェンド、トム・ブレイディはL・ウエストハイゼンと回り、I・ポールターはPGA・オブ・アメリカの元CEOとチームを組んで、ベストボールで争ったというから驚きだ。

ここセミノールGCは、オーガスタナショナル、パインバレー、サイプレスポイントと並んで、入会がもっとも難しいとされるアメリカの4大プライベートクラブの一つ。この4クラブに重複してメンバーになる人も多いそうで、彼らはいわばアメリカを代表するゴルフ界の重鎮にして超富裕層なだけに、高額なアピアランスマネーを支払わずともトッププロは集まるのだろう。もっとも、プロの多くがフロリダ在住で、おりしもPGAツアーのフロリダシリーズの最中ということもあり、出場しやすかったという理由もあるが。

実はこの大会もさかのぼれば1937年から開催されているという伝統の一戦だが、これほどのトッププレーヤーが集まったのは過去にも例がないという。

試合結果は? と聞かれても、もちろんテレビでは放映されないし、“超”がつくプライベートクラブのイベントなので、発表されることもなく、結果は出場者たちのみぞ知る……。

こんな豪華顔ぶれが集うクラブ競技って……?(写真は2020WGCメキシコ選手権。PHOTO/Tadashi Anezaki)

週刊ゴルフダイジェスト2022年3月22日号より

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