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「もっと素振りをしたほうがいい」ジャンボ尾崎が指摘する“上手くなりたい人”が真っ先にやるべきこととは?

2月の5日から13日にかけて、千葉県の「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」にて、アカデミー入団のセレクションが行われた。参加者は中学3年生から高校2年生までの28人。この日はそのなかの男女合わせて8人が参加し、ジャンボ尾崎が、一人一人球を打つ様子をチェックしていった。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

屋根付きの打席の一角に陣取るジャンボ。名前を呼ばれた選手がその前の打席に入り、指定されたクラブで10球ほど球を打つ。7I、ドライバー、ウェッジのコントロールショット、素振りと計4回チェック

今の子供たちは素振りが足りない

7番アイアン>ドライバー>コントロールショット>素振りと4種類のスウィングを順繰りに見ては、手元の資料に目を走らせ、横にいる他のプロと話し合うジャンボ。ときには、豪快な素振りを見せる男子高校生に、目を細める姿もあった。では、いったいどんなところをチェックしているのか。

「今はゴルフ界全体が飛距離アップになっているからな、それに堪えるべきスピードと体力があるかどうかを見ている。重たいもので素振りをさせたのも、振っているのを見れば本当にパワーがあるかどうかわかるからな。でも2、3人以外はちょっと“並み”だったな。今の子たちはもっと素振りをしたほうがいいよ。早く上手くなりたいから、どうしても球を打つことを優先しちゃうんだろうな。素振りをすれば『本当の意味で体に力がつく』ということをもっと教えてあげたいよな」とジャンボ。続けて、ジュニア世代を教える際に、気を付けていることを聞くと、

「(アカデミーの生徒には)人よりも練習する体を持ちなさいと言っている。俺は練習が嫌いなやつは好きじゃないんだ。一生懸命がなんであるか、それを知らないとな。一生懸命努力して、一生懸命練習して、一生懸命やることがどういうことであるか、それを覚えてもらいたい。そうじゃないと前が見えないんだ。最近の女子が強いのも、やっぱり女子のほうが言われたことをきちっとこなす子が多いよな。マニュアル通りに練習を黙々とこなす。『うわー、まだやってるわ』って思うもんな」とジャンボ。

果たしてこの生徒たちの中から、第二の原英莉花や西郷真央が現れるのか? 

重さ違いの3本の素振り棒を交互に振る

セレクションでは、先端に羽がついて、振ると空気抵抗を感じる練習器具を振らせていた。しかも重さ違いで3本を交互に振らせる。「重いものを振ればパワーが本当にあるかどうかわかる」とジャンボ

「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」どんな人が参加できるの?
【参加資格】
●22年4月に入学する新高校1年生から大学生まで
●ゴルファーらしく、きちんと挨拶や礼儀が身についていること
【入会条件】
●毎月2回、練習に参加できること
●JGAハンディ5以下、または大会での同等実績のある者
●プロゴルファーを目指している者

週刊ゴルフダイジェスト2022年3月8日号より

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