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【上達の玉手箱】Vol.94「スウィング改造の成果が表れてきました」

日々技術向上のため研鑽を惜しまない片山晋呉の連載「上達の玉手箱」。今回のテーマは、現在取り組んでいるスウィング改造について。

TEXT/Yumiko Shigetomi

前回のお話はこちら

昨年もずっとスウィング改造していましたが、試合に出ながらだと大幅に変えるのは難しいんです。でも、ツアーの終盤に練習しながらスマホで撮ったスウィングはかなり変化が見てとれて、嬉しくなりました。

いつも動画を撮って見るときはアプリで線を入れるのですが、頭を囲った丸に注目してください。2コマ目の切り返しの瞬間に頭がグッと下がってその後もさらに下がっています。


僕は昔から頭が少し後方に上がりながら打つタイプで、そこをずっと直したかったけどなかなか変わらなかった部分なんです。それがここまで下がるようになったのは、トップで一度スウィングを完全に止めてから打つ練習をしたのが良かったと思います。止まったトップからだと伸び上がりながら打つことはできなくて、自然にエネルギーが下に向かって動き出すんです。

それとここ数年取り組んでいる“地面反力”が使えるようになってきたから頭が沈むようになったというのもあると思います。これからもさらなる進化を追い続けますよ。

腰とクラブに装着している練習器具も、このスウィング改造に役立っている

月刊ゴルフダイジェスト2022年3月号より