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「メジャーの優勝争いよりも緊張した」コリン・モリカワのプロポーズが微笑ましすぎる

メジャー2勝のコリン・モリカワが婚約を発表。彼が語ったプロポーズの詳細がほほ笑ましすぎると話題になっている。

今年は全英オープン優勝、欧州ツアー年間王者など、獅子奮迅の活躍を見せたモリカワ(写真は2021年ZOZOチャンピオンシップ。PHOTO/Hiroaki Arihara)

前々から「ヒーローワールドチャレンジ」が行われたバハマで5年間付き合っているキャサリンさんにプロポーズすると決めていたモリカワ。

「月曜日の夜中にバハマに着いて、火曜日はキャディとコースに出て、練習ラウンドをしました。疲れていたのもあるけれど、それ以上に“今日彼女にプロポーズするんだ”と思うと異常に緊張して、なんだかおかしくなってしまった。カートを運転しながら無意識にロープにぶつかりそうになったりして……。彼女が“イエス"と言ってくれるのはわかっていたのに、メジャーの優勝争いよりも緊張していました(笑)」

練習ラウンドの後、彼女とボート遊びを楽しみビーチでプロポーズを決行。事前に下調べをしたスポットに彼女を誘い、跪まづいて指輪を差し出し求婚。

「ボートの上で渡して指輪を海に落としたら大変なので、渡すべき場所も計算しました。2人の間で結婚は想定済みだったけれど、プロポーズは特別なものにしたかった」とモリカワ。

優勝すればタイガーに次ぐ史上2番目の最速世界ナンバー1のチャンスがあった大会では、3日目を終え後続に5打差をつけ優勝に王手。“世紀の婚約”に花を添えるところだった。しかし最終日はミスを連発し、優勝は親友V・ホブランに譲った。

キャサリンさんとの出会いは大学時代。友人を通して知り合った当時、モリカワはカリフォルニア北部のUCバークレー校、彼女はカリフォルニア南部のペパーダイン大に通っていたため、交際当初は遠距離だった。それでも順調に愛を育み、今ではいつでも一緒。「大学でまだ1勝もしていなかったときに出会い、僕が何者になるかわからないときから支えてくれた。そこがポイントです」

末長くお幸せに!

週刊ゴルフダイジェスト2021年12月28日号より

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  • タイガー主催の「ヒーローワールドチャレンジ」でビクトール・ホブランが6打差を逆転し、優勝を飾った。 北欧ノルウェー出身なのに、なぜか優勝は南国ばかり。初優勝したのはカリブ海の楽園プエルトリコ、続く2勝目はメキシコ屈指のビーチリゾート、マヤコバで、こちらは連覇を達成している。そして今回、世界の精鋭20名が一堂に会した「ヒーローワールドチャレンジ」の舞台は、フロリダ半島の南東に浮かぶトロピカルアイランド、バハマ。3日目までは、ほとんど目立たず優勝候補でもなかったホブランだが、最終日のバックナインでイーグルを2つ奪う猛チャージで逆転優勝。憧れの人、タイガーから虎をかたどったトロフィを授与され、満面の笑みがこぼれた。最終日を5打リードで迎えていたのは親友のC・モリカワ。ステディなプレーに定評があるだけに圧勝ペースかと思われたが、最終日は前半2つのダブルボギーを叩く大乱調。代わって試合中海沿いのバンガローにモリカワと一緒に泊まっていたホブランが2イーグルで主役に躍り出ると、S・シェフラーに1打差をつけ勝ち切った。「ルームメイト(モリカワ)とは今夜どんな会話をすると思う?」と問われたホブランは、「2人の間ではあまりゴルフの話はしないんです。でも彼は自分のスコアや成績に関係なく、ほかの人のナイスプレーを喜んでくれる。だからきっと今夜も喜んでくれると思います」と絆の深さを感じさせるコメントを口にした。クリスマスには故郷ノルウェーに帰るそうだが、「もちろん雪が積もっているし、半年は屋外でゴルフはできません。でもホームはホームだからリラックスして英気を養いたい。北欧出身なのに南国で勝つ理由ですか? それは自分にもわかりません(苦笑)」ちなみに米メディアが彼につけたニックネームは“トロピカルゴルフキング”である。 着実に勝利を積み重ねる24歳のホブラン。今季はメジャー獲りにも期待だ(写真は2021年アーノルド・パーマー招待。PHOTO/KJR) 週刊ゴルフダイジェスト2021年12月28日号より
  • プロデビュー2年目、24歳のコリン・モリカワが最高の形でシーズンを締めくくった。 欧州ツアーの今季最終戦「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」で鮮やかな逆転優勝を飾ったモリカワが、アメリカ人として初の欧州ツアー年間王者に輝いた。「とても気分がいいです。アメリカ勢初の年間王者は、非常に光栄だし、特別なこと。デビューした頃から世界で戦いたいと思ってきたけれど、本当にそれが実現するとは思ってもいませんでした」と爽やかな笑顔で声を弾ませた。勝ち方がまた素晴らしかった。首位スタートのR・マキロイが上がり4ホールで3ボギーと失速するなか、モリカワは逆にサンデーバック9の終盤7ホールで5バーディを奪う猛攻。3打差の5位から出ながら、終わってみれば後続に3打差をつける圧勝。思えば21年は、2月の「WGC-ワークデー選手権」での優勝を皮切りに、初出場の全英オープンでいきなり優勝し、メジャー2勝目をゲット。ライダーカップデビューを果たし、チームの勝利に貢献。PGAツアーの新シーズンには2試合に出場し、いずれもトップ10入り。そして今回優勝賞金200万ドル(約2億2000万円)、年間王者のボーナス100万ドル(約1億1000円)を獲得し、長かった1年の戦いを終えたのだから、格別の思いがあるに違いない。「もう1試合残っていますが、ツアー競技としてはこれが今年最後。普段なら勝っても先のことばかりあれこれ考えてしまうタイプだけれど、今回ばかりは勝利の余韻にどっぷり浸りたいです(笑)」一方、大会初の3勝目を狙いながら最終日『74』を叩き、6位タイに終わったマキロイは試合後に涙。若手の勢いに押され勝ち切れなかった悔しさから記者の質問に答えず会場を後にした。ちなみに年間王者の可能性もあり歴代チャンピオンでもある世界ナンバー1のJ・ラームは大会を欠場した。 日本で行われたZOZOチャンピオンシップから欧州ツアーのためドバイへ飛んだあと、バハマへ。まさに世界を股にかける活躍だ(PHOTO/Tadashi Anezaki) 週刊ゴルフダイジェスト2021年12月14日号より
  • 鋭い視点とマニアックな解説でお馴染みの目利きプロ・佐藤信人が、いま注目しているプレーヤーについて熱く語る連載「うの目、たかの目、さとうの目」。今週の注目選手は全英オープンでメジャー2勝目を挙げたコリン・モリカワ。 https://my-golfdigest.jp/column/p31726/ 前回のお話はこちら ロイヤルセントジョージズGCは、全英オープンの開催地のなかで、選手が最も嫌がるコースといえます。目立ったOBは極端に浅い14番の右くらいですが、土壌が硬いうえにうねりが強く、センターに打ってもどっちに転がるかわからない。03年の大会でボクもプレーしましたが「アンラッキーを受け入れなければいけない」が真っ先に思い浮かぶ感想です。それを初出場でしかも4日間通じての60台、最終日は圧巻のノーボギーで優勝したコリン・モリカワ。全米プロに次ぐメジャー2勝目で、2大会をともに初出場で制するのは史上初の快挙でもありました。ワールドランク4位での出場でしたから優勝候補のひとりであり、“いい選手、強い選手”であることは世界が認めるところ。ただ、もしやボクたちの想像を超える“スゴい選手”ではないかと思わせる戦いぶりでした。驚かされるのはリンクスでプレーするのは人生で2度目。前週のスコティッシュオープンが初体験でしたが、こちらは歴史も浅く、アメリカ人設計のコースで、全英がリンクス初体験といえるような状況でした。モリカワのスゴいところは、鋭い洞察力と入念な準備でしょう。前週の体験で、フェスキュー芝には普段使っているブレードアイアンでは微妙な距離感が出せないと判断。クラブを変更しました。普段は4Iが中空で、5、6Iがハーフキャビティ、7I以下はマッスルバックとのことですが、7、8、9Iの3本を全英の週に入ってからハーフキャビティに替えたのです。道具を替えるのは選手にとって大きな不安ですが、これを平然と、しかもメジャー前にできる点にスゴさを感じます。また彼は最初の練習ラウンドではボールを打たず、キャディとともにコースを歩いて徹底して調べたそう。ジョーダン・スピースの「初めて回るコースでは嫌だなと思うところではなく、いいところを見るようにしている」というコメントを引き合いに、「経験が浅いのはむしろ嫌な経験が少ないこと」とポジティブな発言をしています。モリカワのスゴみはこうした点であり、すべてにおいて自分のゴルフがよくなることを選択、決断する勇気ではないでしょうか。もちろんPGAツアーで証明されているアイアンの精度、ショートゲームの上手さは言うまでもありません。「スウィングの安定性、小技の上手さではピカイチ」と、その将来性を真っ先に指摘したのがマル(丸山茂樹)でした。今回の全英のパットについていえば、たまたま入ったのではなく、若さゆえの強さ、迷いも悩みも感じさせない強さが出ていました。勝負を決めるクローザーとしての強さを感じさせます。メジャー出場8試合での2勝は、ジーン・サラゼン(4試合)、ウォルター・ヘーゲン(6試合)に次ぐ、球聖・ボビー・ジョーンズに並ぶ大記録。まだま多くの記録を生み出しそうな24歳。もしやボクたちは、新しい歴史誕生の目撃者になっているのかもしれません。 冷静な状況判断力も武器! 「今回の全英のコースでグリーンが重いと見た彼は、気づいた人もいるかもしれませんが、30フィート以上のパッティングは、ソーグリップと呼ばれるクロウグリップから一般的な形のグリップに変えていました」(Photo by Oisin Keniry/Getty Images) 佐藤信人 さとう・のぶひと。1970年生まれ、千葉出身。ツアー9勝。海外経験も豊富。現在はテレビなどで解説者としても活躍中 週刊ゴルフダイジェスト2021年8月17日号より 関連記事 https://my-golfdigest.jp/tournament/p31493/ https://my-golfdigest.jp/lesson/p30576/
  • 高松志門の一番弟子として、感性を重んじるゴルフで長く活躍を続ける奥田靖己。今週もゴルフの奥深い世界へと足を踏み入れていく。 https://my-golfdigest.jp/tournament/p31664/ すごいキレキレやったですね、コリン・モリカワ。全英オープン初出場で優勝ですよ。去年の全米プロも初出場で優勝ですからね。聞くところによると、全英に行く前に、「リンクスは体験したことがないから、ヨーロッパの選手がどんなプレーをするのか、よく見てみたい」と言っておったそうですな。それを聞いて、見上げた24歳やと思いました。普通の選手やったら、人のプレーを見るよりも、自分が頑張るというのが先に立ってしまうもんです。そうなると、当たった、当たらんと、そんな話ばかりになって練習ラウンドが終わってしまいます。モリカワも、テレビで全英は見ておったと思うけど、やっぱり現場に来て、自分の目で上手い選手を見たり、球を打ったりしないと、わからんことがあるんです。全米プロには勝っておっても、初めてイギリスに来た今の自分は、たいしたことがないプロのひとりにすぎない、という謙虚な気持ちやったと思うんです。だから、何もない状態で、ヨーロッパの選手のプレーぶりを受け入れられるわけです。一番感心したのは、最終日17番のセカンドショットでした。ラフのボールを2クッションでピンの横に止めた。あれは素晴らしいショットやった。地面の硬さ、受け皿がどうなっておるかわかっておらんと、ああいうショットは打てません。練習ラウンドでヨーロッパの選手のプレーをじっくり観察しておったので、打てたショットやったと思います。たとえば残り160ヤードでも、ライの状態、下の硬さによっては、キャリー110ヤードで、あと50ヤードは転がることもあります。コースマネジメントの巧みさみたいな言い方がありますけど、そういうクレバーさやのうて、このクラブで、あそこにこれぐらいのショットを打つとどうなるか、というのは、もう感覚の世界です。本人は、打った途端に「ちょっと大きい」とか「ちょっと足らん」とか、瞬間にわかるもんです。ティーショットではセンターを取るという基本的なスタイルで、セカンドは感覚を大事にした距離感で攻める。それもコンパクトなスウィングであんまり球を上げていませんでした。人のプレーを見るのは、大事なことです。そこには、貴重な情報がぎょうさんあるのです。 「ティーショットではセンターを取りセカンドは距離感で攻める。コンパクトなスウィングで球を上げずにプレーしとりました」 奥田靖己 おくだせいき。1960年、大阪生まれ。93年日本オープンなど6勝。シニアで2勝。ゴルフの侘び寂び、温故知新を追求する 週刊ゴルフダイジェスト2021年8月17日号より
  • 今年の全英オープンを制し、米代表として五輪にも出場するはコリン・モリカワ。昨年の全米プロに続き、全英オープンも初出場での優勝と、タイガーも成し得なかったメジャー初出場戴冠2回を達成した24歳の素顔とは? リンクスコースは前週のスコティッシュオープンが初体験。71位タイと苦戦したが、翌週には完全に攻略法をマスター。最終日はノーボギーの完璧なゴルフでL・ウエストハイゼンを逆転、J・スピースの追撃をかわし、2打差で優勝を飾った。通算15 アンダーはロイヤルセントジョージズ開催の全英でのトーナメントレコードだ。歴史的快挙にも本人は「まだデビューして2年だし、24歳で自分の足跡を振り返るのは早すぎる」と控えめ。11カ月前の全米プロに勝ったときは無観客だったが、今回は3万人以上のファンに見守られ、「こんなに素晴らしいギャラリーは初めて。皆の歓声に抱きしめられているような気がした」と喜んだ。物心ついたときにはクラブを握っていたというモリカワはカリフォルニアで育ち、大学時代は名門UCバークレー校のゴルフ部で活躍。3年生のとき世界アマチュアランキング1位に輝いた。19年、卒業と同時にプロ入りしたエリートは、期待を裏切らずPGAツアー8試合目のバラクーダ選手権で初優勝し、これまでメジャー2勝を含む通算5勝を挙げている。学生の頃から学業とゴルフを両立。文武両道ぶりが評価され、優秀な学生に贈られるベン・ホーガン・アワードも受賞した。しかも人柄は謙虚。誰に聞いても「頭が良い」と評判が良い。学生時代から付き合っているキャサリンさんは中国系アメリカ人で、プロの資格を持つゴルファー。美味しいものを食べ歩くのが大好きな彼女の意見を取り入れ、モリカワのウェッジには食べもののイラストが刻印されている。敗れたウエストハイゼンが「最終日の彼は気品のあるゴルフをした」とSNSで褒めたが、実績も人柄も文句のつけようがない彼が今後どれだけの記録を作るか注目だ。 しかもイケメン! 天は平気で二物も三物も与え賜う(Photo by Charlie Crowhurst/R&A/R&A via Getty Images) 週刊ゴルフダイジェスト2021年8月10日号より