Myゴルフダイジェスト

マキロイの警察沙汰(?)にデュバルの踊り。ライダーカップの名場面を振り返る

ウィスリングストレイツで9月24〜26日に開催されるライダーカップ。これまでの名勝負をレックス倉本、佐藤信人に振り返ってもらった。

ILLUST/Hideki Kamekawa

2012年は欧州が大逆転!
M・カイマー1アップの18 番。S・ストリッカーが先にパーパットを決めてプレッシャーがかかるなか、カイマーが2メートルのパットを沈めて欧州が勝った(PHOTO/Robert Beck /Sports Illustrated via Getty Images)

【ライダーカップ】
欧州対米国の代表選手による対抗戦で賞金はない。2日間は2対2のチーム戦でフォアボールとフォアサムを4組ずつ行う。3日目は1対1 のマッチプレー個人戦。各試合とも勝利が1点、引き分けが0.5点、負けは0点となり、3日間の累計ポイント数で優勝を決める

新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となるライダーカップ。前回のフランスで開催された試合では、17.5対10.5で惨敗した米国だが、ホームで開催される今年は同時多発テロから20年という節目の年。是が非でもカップを奪取するという意気込みが感じられる。

開催地のウィスリングストレイツは7700ヤード以上のコースで、飛ばし屋が多い米国に有利なセッティングになると思われる。また米国は12人の選手のうち、ポイントで選ばれるのが6人だけで、キャプテンピックが前回の4人から6人に変更され、マッチプレーに強い選手を選出することが可能。米国の意地が見える今大会、歴代の名勝負に匹敵する熾烈な戦いが予想される。

【記憶に残る名場面】佐藤信人の場合

1999年大会

ザ・CCブルックライン(米マサチューセッツ)

「土曜日まで欧州が10-6と大量リードを奪っていたが、日曜日のシングルスでアメリカが大逆転。一番記憶に残ってるシーンはD・デュバルのガッツポーズ。普段まったく感情を見せないデュバルが、妙な踊りのようなガッツポーズをグリーン上で見せたのが衝撃でした。その後J・レナードが17番で超ロングパットを決め、選手や奥様たちまでグリーンになだれ込んできたシーンが印象的でした」

【今年の見どころは?
「個人的には交通事故以来姿を見せていないタイガーが現れて、チームもファンもテンション爆上がりで米国が勝利、という筋書きに期待です」

【記憶に残る名場面】レックス倉本の場合

1991年大会

キアワアイランドGR(米サウスカロライナ)

「最終的には米国が1ポイント差で勝利しましたが、最後までまったく分からない展開でした。最終日、M・カルカベッキア(米国)は14番までC・モンゴメリー(欧州)を4アップしていたのに、残りをすべて落として引き分けとし、“史上最低のメルトダウン”と言われました。なかでも17番パー3では、モンゴメリーが池に入れてカルカベッキア有利かと思われたのに、まさかのチョロでトリプルボギー。ライダーカップの重圧を目の当たりにしたマッチでした」

【今年の見どころは?】
「B・デシャンボーとB・ケプカがどう折り合いをつけて、チームのために戦うのか(※)。S・ストリッカーの采配が注目の大会になりそうです」

※数年前からデシャンボーのスロープレー問題に端を発し、関係が悪化。SNSでも舌戦が繰り広げられている

2012年大会ではこんな事件も!

月刊ゴルフダイジェスト2021年11月号より

こちらもチェック!

  • フレッシュな米国チームとは対照的に、欧州チームの主将、パドレイグ・ハリントンが選んだのは経験豊富なベテランだった。 米国選抜対欧州選抜のチーム対抗戦、ライダーカップ。各チーム12名のうちキャプテンピックが半数の6名を占める米国チームに対し、ヨーロッパは3名。BMW選手権後にハリントンが選んだのは、S・ガルシア、I・ポールター、S・ローリーの3名だった。過去9回出場で欧州歴代最高の25.5ポイントを獲得しているガルシアについてハリントンは「彼はチームのリーダー。マッチプレーが得意でショット力もある。なによりチームを引っ張る牽引力と統率力が素晴らしい」と選出理由を説明。これまでシングル戦で負けなし。必ずポイントを稼ぐことから“ザ・ポストマン”の異名を持つ45歳のポールターについては「彼は我々の守護神。驚くほどの情熱でチームを盛り上げてくれる。パートナーを鼓舞し、チーム全体の士気を高めてくれる」。絶大な信頼を受けた本人は「やるべきことはわかっている。楽しみながらミッションを達成したい」と決意を明かした。候補だったJ・ローズを退け招聘されたローリーは初出場。「選ばれてホッとしている。自分らしいゴルフでチームに貢献したい」とローリー。これにより、欧州勢の大会ルーキーはポイントランクで出場を決めたV・ホブラン、B・ウィスバーガーを含めた3名となった。世界ランク上位11名中9名がチーム入りした米国チームの初出場者は6名。対する欧州は、過去10回出場のL・ウエストウッドを筆頭に40代が4人。勢いのある20代を揃えた新生アメリカと過去の実績と経験を重視したヨーロッパ、対照的な構図がどんな結末を呼ぶのか興味深い。00年以降、チーム力に勝る欧州が7勝2敗と優勢。今回は米国チームのホームでの決戦となるがアウェイの洗礼には慣れている。むしろアウェイで勝つほうが快感は大きい? シングルス戦負けなし。“ザ・ポストマン”ことポールターの活躍にも期待 週刊ゴルフダイジェスト2021年10月5日号より こちらもチェック!
  • スティーブ・ストリッカー主将が新鮮な顔ぶれをライダーカップメンバーに揃えた。 9月24日に開幕する欧米チーム対抗戦の舞台は、ストリッカーの故郷であるウィスコンシン州のウィスリングストレイツ。ここ12大会で9敗と、分が悪い米国チームは、文字通りホームでのカップ奪還を目指す。ライダーカップポイント上位6名(C・モリカワ、D・ジョンソン、B・デシャンボー、B・ケプカ、J・トーマス、P・カントレー)は自動的に決定。残りの6名がキャプテン推薦となったが、ストリッカーが指名したのは、過去の実績より最近の活躍を重視した斬新なメンバー。推薦枠の6人は、5年ぶりツアー2勝目を挙げたT・フィナウ、東京五輪金メダルのX・シャウフェレ。今季復活したJ・スピース、シーズン2勝のH・イングリッシュとD・バーガー、そして若いS・シェフラーの6名。経験豊富なP・リードやW・シンプソンのほうが、バーガーやシェフラーよりもポイントランクは上。だがリードは最近コロナで肺炎を発症し、体調面に不安が。シンプソンは不振が続き選から漏れた。「ルーキーとはいえ、プレジデンツカップでチーム戦を経験しているメンバーもいるし、マッチプレーでも好成績を残している。決して初々しいだけではない」とストリッカー。ここ20年、タイガーやミケルソンらスター揃いの豪華なメンツで挑み黒星を積み重ねてきた米国チーム。前回のフランス大会でも17.5対10.5の大敗だっただけに、故郷で行われる大会でストリッカーに負けは許されない。決意を持った布陣なのだ。とはいえP・ハリントン率いる欧州チームは世界ランク1位のJ・ラームをはじめR・マキロイ、T・フリートウッドら強豪揃い。しかも女子のソルハイムカップで欧州がコルダ姉妹擁する米国チームを撃破し、追い風が吹いている。果たして新生アメリカの運命は? 年間王者に輝いたP・カントレーも初出場(PHOTO/Tadashi Anezaki) 週刊ゴルフダイジェスト2021年10月5日号より こちらもチェック!
  • 賞金女王を争う稲見萌寧、小祝さくらをはじめとした人気女子プロ5人の貴重な直筆サイン入りキャップが当たるキャンペーンを本日より開催! 本日より、サブスクサイト「Myゴルフダイジェスト」有料会員にご登録いただいた方に、抽選で人気女子プロの直筆サイン入りキャップが当たるキャンペーンを実施。今季7勝、東京五輪で銀メダルを獲得した稲見萌寧、今季5勝で賞金ランクトップ(9月7日現在)の小祝さくらをはじめ、今年の週刊GDプロゴルファー総選挙で人気上位に名を連ねる青木瀬令奈、松田鈴英、西村優菜の計5人のサイン入りキャップ&バイザーをプレゼント。今なら有料会員が初月無料! この機会にぜひお申し込みください。 どれが誰のサインか分かりますか? 正解&キャンペーン詳細はこちら 関連記事 https://my-golfdigest.jp/tournament/p27602/