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【フジサンケイクラシック】今平周吾が大逆転で2年ぶりV。3季連続賞金王へ虎視眈々

<フジサンケイクラシック/富士桜CC(山梨)/7566Y・パー71/9月2日~5日>
PHOTO/Hiroyuki Okazawa

山梨県の富士桜CCで行われたフジサンケイクラシック最終日、首位と3打差の3位タイからスタートした今平周吾が、7アンダーと大爆発。2年ぶりとなる通算5勝目を鮮やかな逆転で飾った。

仲良し同級生と優勝争い
2年連続賞金王の貫録勝ち!

昨年はコロナの影響で無観客開催となったが、今年は感染対策を徹底したうえで、1日上限1000人という条件付きで有観客開催されたフジサンケイクラシック。初日、2日目と降雨の影響により日没サスペンデッドとなると、3日目も濃霧による2度の中断を挟むなど厳しい天候が選手たちを襲った。

雨模様のなか、704人のギャラリーが応援に駆けつけた最終日。単独首位で出た石川遼がスコアメークに苦戦するのをしり目に、今平は5番でグリーン右奥からチップインバーディを決めると勢いに乗り、見事逆転優勝。

今季はここまで苦戦を強いられていた今平だったが、「筋トレによって飛ぶようなったけれど、そのせいでアイアンやアプローチ(の精度)が落ちた」。そこで、トレーニングを元のやり方に戻し、徐々に感覚が戻ってきたという。

また今回、最終組で優勝を争った池上憲士郎とは同級生でよく練習ラウンドを一緒にするという間柄。「池上選手とバーディ合戦で2人ともいいゴルフができたのと、(池上が一緒で)リラックスできたのがよかった。でも憲士郎には優勝させたくないと思っていた(笑)」と、同級生に刺激を受けながらこの日の最小スコア7アンダーを記録した。

2年ぶりの優勝を狙った石川も「本当にいいプレーをしていた。どんどんスケールが大きくなっている」と舌を巻くほど、終始安定したプレーで、2年連続賞金王の実力を見せつけた。

男子ツアーは来週のANAオープンから連戦が続く。長い20-21年シーズンもこれから佳境を迎え、賞金王争い、シード権争いも本格化していく。

20代最後の試合は悔しい逆転負け

20代最後の試合を優勝で飾れなかった石川。「そんなに悪くない部分もあったけど、硬いところや緊張もあった。それをカバーできる技術がまだまだ足りない。やるべきことは見えているので、練習するしかない」30歳の誕生日を迎える次戦、ANAオープンに向けて前を向いた

ウェイティングから堂々の優勝争い

岡山県出身で東北福祉大では松山英樹の1学年下だった池上憲士郎は初の最終組で、手引きカートと一緒に孤軍奮闘したが一歩及ばず。「流れをつかみかけていたときにパー5で取れなかったのが大きい。いい経験になったけど、最後ああやって外しちゃうと(18番でボギー)、やっぱり悔しいほうが大きい」と語ったが、これで次戦の出場権を獲得。優勝争いのさなか、16番パー3ではホールインワン賞の「800万円を狙ってました(笑)」という強心臓ぶりで、今後の活躍を誓う

<フジサンケイクラシック 最終成績>

優勝今平周吾-12
2位T池上憲士郎-8
2位T石川遼-8
4位金谷拓実-6
5位T木下稜介-5
5位TC・キム-5
5位TS・ノリス-5
8位T大岩龍一-4
8位TS・ビンセント-4
8位T高山忠洋-4

週刊ゴルフダイジェスト2021年9月21日号より