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「やっとこの舞台に立つことができた」畑岡奈紗、万全の準備でメダルに挑む【東京五輪】

速報
2021.08.02

4日(水)~7日(土)に開催される東京五輪ゴルフ女子。日本代表1番手としてメダル獲得に挑む畑岡奈紗が意気込みを語った。

「オリンピックはプロになる前からの夢だったので、1年延期されて、待っている時間も長かったですが、やっとこの舞台に立つことができてすごく嬉しいです」

そう五輪への思いを語った畑岡。一足先にここ霞ヶ関CCで行われた男子の試合では、同郷の星野陸也が最終日に5アンダーで回り38位タイ、そしてコロナ明けの復帰戦となった松山英樹が最終日最終組で回り、4位タイ。コース視察も兼ね、キャディと現地を訪れていた畑岡は「最後までメダルを目指して頑張っている姿に勇気づけられました。みなさんが国を背負ってプレーをしているのを感じられたので、私も頑張りたい」

男子の開幕前に練習ラウンドを行ったが、そのときよりも「グリーンの硬さは出ている。ラフは今日刈られていたが、入り方によっては難しいコンディションになっている」とコースの印象を語る。

今シーズン序盤は3度の予選落ちを喫するなど、思うような結果が出ない日々が続き悩んでいた畑岡。それでもスポットでコーチのゲーリー・ギルクリストに教えを請うなど、試行錯誤を重ねた結果、6月の全米女子オープンで2位、7月のマラソンクラシックで優勝。

「今年の初めから比べたら想像できないほど調子を上げることができて、いい感覚がある。今日明日で調整して、いい状態に持っていければ」

男子ではメジャー未勝利のザンダー・シャウフェレが金メダルに輝いた。畑岡も、メジャーでは再三涙を呑んできたが、万全の準備で臨む夢舞台、最高の結果を期待せずにいられない。

練習場で球を打ち込む畑岡。調子は良さそうだ

スタート時間は8時14分。世界ランク1位のネリー・コルダ(アメリカ)と同2位のコ・ジンヨン(韓国)という願ってもない組み合わせだ。

取材&撮影●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)