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【楽天スーパーレディース】20歳吉田優利が逆転でプロ初V! 新規大会の初代女王に

<楽天スーパーレディース 最終日/東急グランドオークGC(兵庫)/6568Y・パー72/7月29日〜31日>
PHOTO/Shinji Osawa

JLPGA主催の新規大会「楽天スーパーレディース」が兵庫県加東市の東急グランドオークGCで開催。「プラチナ世代」の吉田優利が逆転でプロ初優勝を遂げた。

最終日は5連続バーディを含む66でラウンド。「自分が優勝することをずっとイメージしていました」(吉田)

12番からの5連続バーディは圧巻だったが、すごいのはそこにチップインや超ロングパットなどの“ラッキー”がなかったこと。どれもショットで5メートル以内につけ、取るべくして取ったバーディだった。

「ショットの調子がよかったので、バーディチャンスにたくさんつけられました」(吉田)

吉田は、上田桃子や小祝さくらを指導する辻村明志コーチに師事。上田と小祝からはたくさんの影響を受けていると話す。

「2人ともゴルフに対してすごく真っすぐに向き合っている。トップの人たちがやっているんだから、私ももっともっと、ゴルフと向き合わないとダメだと思いました」(吉田)

3年後のパリ五輪は「出たい!」と話す21歳。その戦いはもう、始まっている。

表彰式にイニエスタが登場

JLPGAが公式戦以外で初めて主催した今大会。楽天グループが特別協賛として携わり、表彰式にはヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタがサプライズ登場。吉田を祝福した

高橋彩華は“4度目の正直”ならず

トップでスタートした高橋だったが、パットを決めきれず2位タイに終わった。今年4回目の最終日首位スタート。またしても優勝を手にすることはできなかった

【最終成績】

優勝吉田優利–18
2位T比嘉真美子-15
2位T高橋彩華-15
4位T濱田茉優-14
4位Tリ・ハナ-14
4位T西郷真央-14
7位T藤田さいき-13
7位T穴井詩-13

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月17日号より