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【PGAツアーエキスプレス】Vol.2 トミー・フリートウッド「メジャーでの勝利は僕をひとつ上の世界へ導いてくれる」

PHOTO/Tadashi Anezaki、Blue Sky Photos

ゴルフの最先端、PGAツアーの旬なネタをお届けする「PGAツアーエキスプレス」。第2回の注目選手は、長髪がトレードマークのトミー・フリートウッド。

トミー・フリートウッド
1991年1月19日生まれの30歳。2010年にプロ転向し、2017年には欧州ツアー年間王者に輝く。欧州では5勝を挙げている
前回の注目選手はこちら

誰からも愛されるナイスガイだが……

イギリス出身のトミー・フリートウッド。欧州下部ツアーで賞金王に輝き、2017年には欧州ツアー年間王者にもなった。にもかかわらず、アメリカでの勝利はいまだにゼロ。このことについて、フリートウッド自身は次のようにコメントしている。

「まだ優勝していないのは事実だから仕方のないこと。アメリカで勝つことは大きな目標のひとつさ。チャンスはあったけど、そのときに自分よりもいいプレーをする選手がいたというだけだよ」

フリートウッドにとって、4大メジャーのどの試合でもまだ、本来の実力を発揮できていない。先日の全米オープンまでメジャー大会26試合に出場して、トップ5フィニッシュはたったの3回だけ。彼の実力からすれば、あまりにも少なすぎる数字だ。今年のマスターズでは、ホールインワンを達成したが、優勝争いには加われず46位タイ。キャリアのなかで、15位以内でフィニッシュしたことは一度もない。全米プロはもっと厳しく、昨年の29位タイが彼にとってもっともよい成績なのだ。今年も予選落ちを喫している。しかし、フリートウッドは決して悲観的になっていない。

「ツアーのなかでもメジャー大会はタフなコースセッティングになっている。そんな状況でもスコアを出していかなくてはならない。このチャレンジを僕は楽しんでいるよ」

メジャー大会で優勝することはフリートウッドに限らず、どんな選手でもレベルをひとつ上げてくれるものだ。フリートウッドはゴルフに対する姿勢、ファンサービス、普段の性格もいい。キャリアを見れば十分に成功に値するが、メジャー大会で勝つことはキャリアをさらに輝かせるものになる。

「メジャー制覇をしていない史上最高のゴルファーもいる」と言いながらも次のように話を締めた。

「メジャーでいい成績を残せていないことを気にしていないとは言わない。なぜなら、誰よりも自分自身が勝ちを意識しているから。でもだからといって焦ることはない。メジャーで勝つことは当たり前のことではないんだ。そこを正しくとらえておく必要がある。だから僕はこれからも一生懸命プレーしていくよ」

強烈な側屈回転で飛んで曲がらない

取材/コーリー・ヨシムラ(PGAツアー アジア担当ディレクター)

月刊ゴルフダイジェスト2021年9月号より