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いざ東京五輪へ! 稲見萌寧が服部コーチと“極秘”打ち合わせ。今週の試合は欠場

PHOTO/Tadashi Anezaki

GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップの練習日、ひとりでラウンドしていた稲見萌寧の隣には、東京オリンピックゴルフ日本代表女子コーチ・服部道子の姿があった。

稲見の練習ラウンドの様子をじっくり見ていた服部コーチ。マスクと帽子で表情は読み取ることができなかったが、足取りは軽かった

2人でなにやら会話をし、稲見のスウィングを見て頷く様子も見られた。会話の内容についてはともに“秘密”とのことで詳細はわからないが、稲見がスウィングの仕草をしながら話している姿もあり、かなり濃密な会話がされていたようだ。

稲見は完璧主義者で、自分のゴルフに対してものすごく厳しい選手。それゆえに、会見でのコメントを聞くだけだと、正直わからないところもある。現在の調子を聞けば、

「前に比べればまだいいほう。でもまだまだ。他を気にする余裕はないですね」とかなり控えめに答える。オリンピックについても、

「オリンピックに関しては全然わからない。ニュースも気にならないし、自分の調子を戻すことだけを考えています」と答える。

しかし、意識していないわけがない。それは、稲見自身が誰よりもオリンピックに出たいという気持ちが強かったから。

「めちゃくちゃ出たかった。だから、自分を装ってでも『意識していない』と言い聞かせて目の前の試合に集中するようにしていた。みなさんを騙した感じになってしまいました(笑)」と、代表決定の会見で話していた。そういう意味では、稲見のコメントからは“ホントのところ”はわからないが、服部コーチとのやりとりを見ると、そこまで不安になるような感じにも見受けられなかった。

稲見は今週、大東建託・いい部屋ネットレディスを欠場し、会場である霞ヶ関CCで練習ラウンドを行う予定。“めちゃくちゃ出たかった”オリンピックに向けて最終調整を行う。

「GMOサマンサタバサ」最終日、首位に4打差の5位からスタートした稲見は、スコアを3つ伸ばし4位タイでフィニッシュ。好調を維持したままオリンピックに臨む

「とにかく左へのミスを修正したい」(稲見)

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月3日号より

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