【藤田寛之の米シニア挑戦記】Vol.13「距離が短いコースだったので上位に入りたかったのですが……」

2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート!
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- 2025年から米シニア(PGAツアー チャンピオンズ)に挑戦している藤田寛之が、現地での生活や試合の様子をレポート! PHOTO/BKコーポレーション >>前回のお話はこちら PGAツアーチャンピオンズ10戦目は海外シニアメジャー「全米プロシニア」です。会場となったコングレッショナルCCは、2011年の全米オープンのと……
PGAツアーチャンピオンズ11戦目は「プリンシパルチャリティクラシック」です。初日は1アンダー、2日目も1アンダー、そして最終日は4アンダー。最終日だけよかった感じです。結果は6アンダー、38位タイ。他の選手がスコアを伸ばすなか、自分は思うように伸ばせませんでした。試合では30位を最低ラインに設定していますが、そこに入れない状態が続いています。30位以内はなかなか厳しいな、というのが今の率直な気持ちです。
会場となったワコンダクラブは、1922年の開場です。100年以上の歴史を持つ古いコースでクラシカルな雰囲気が漂っていました。コースは林間で、トリッキーさがあり、距離は短め。自分としてはこういうコースでスコアを出して、20位以内に入りたかったです。PGAツアーチャンピオンズの中でも最も古いコースだそうです。コースデザインがしっかりしているので、グリーンに乗ってもしばらくするとボールが30Yくらい戻されることもありました。ショットの高い精度が求められるコースでしたね。グリーンは北海道で見られるような洋芝でクセが強め。芝目も大きく影響するため、パッティングの難度は高かったです。
今回は選手たちが利用するコーテシーカーについて説明します。コーテシーカーとは大会側から選手に貸し出されるクルマのことです。前回の全米プロシニア、今回のプリンシパルチャリティクラシックはレクサスでしたが、期間中は自由に使うことができます。車種は3~4タイプあって、ボクたちは3人で荷物も多いので大きいクルマにしてもらえます。空港に着くとクルマが用意されていて、帰りは空港で乗り捨てです。ほとんどの試合でコーテシーカーが使えるので、本当に至れり尽くせりです。
5/30~6/1
プリンシパルチャリティクラシック
ワコンダC(米国アイオワ州)
今回のプロアマ、1日だけ体調不良でお休みしました。37度台の発熱があり、大会に帯同している医者に診てもらいました。メジャー初戦から3連戦でしたので、疲れが溜まっていたのかも


藤田寛之
1969年生まれ、福岡県出身。葛城GC所属。レギュラーツアーで23年間シード選手として活躍。ツアー通算18勝を挙げ、2012年に賞金王を獲得。2023年日本シニアオープン制覇。今季はPGAツアーチャンピオンズにシード選手としてフル参戦中
週刊ゴルフダイジェスト2025年6月24日号より