Myゴルフダイジェスト

「自分がワクワク、見ている人もワクワク」岩井明愛・千怜姉妹の“ゴルフ力”に迫る

女子ツアー屈指の人気と実力を誇る岩井明愛・千怜姉妹と2人のコーチである永井哲二氏を直撃。後編では、姉妹のゴルフ観をさらに深堀り!

PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa

岩井明愛(左)……いわいあきえ。2002年7月5日生まれ。昨年の「バンテリンレディス」で初優勝を挙げると、さらに2つの優勝を重ね、賞金ランキングは2位とトップ選手の仲間入りを果たす
岩井千怜(右)
……いわいちさと。2002年7月5日生まれ。22年にはツアー初優勝から2週連続Vという快挙を達成。昨年の「RKB×三井松島レディス」では、姉・明愛と山下美夢有とのプレーオフを制す

>>姉妹がスウィングをセルフ解説

  • 女子ツアー屈指の人気と実力を誇る岩井明愛・千怜姉妹と2人のコーチである永井哲二氏を直撃。後編では、姉妹のゴルフ観をさらに深堀り! PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa 岩井明愛(左)……いわいあきえ。2002年7月5日生まれ。昨年の「バンテリンレディス」で初優勝を挙げると、さらに2つの優勝を重ね、賞金ランキングは2位とトップ選手の仲間入……

“遊び感覚”でゴルフを磨いた

――ご自身のスウィングはほとんど見ないということでしたが、その中でもスウィング中に最も大事にしていることはなんですか?

明愛 形どうこうというよりは、ボールをしっかり見ることです!

千怜 わたしは毎回同じルーティンで打つことです。どんな場面も、自分が決めたルーティンをやり切ることが大切ですね。

――永井コーチも指導するときはあまり技術の話をしないのですか?

永井 テンポやリズムを大事にしているので、技術的なアドバイスは今はほとんどしないですね。それにこんなに活躍していたらスウィングについて細かく話す必要はないですよね(笑)。


――2人が永井コーチに教えてもらったことで、一番印象に残っていることはなんですか?

千怜 ジュニアの頃から、練習の初めに遊び感覚で的を狙う練習をしていて、それを今も繰り返し行っています。30ヤードの的から始めて、当てられたら次の的を狙う。これは試合会場でも、どこの練習場に行ってもやってます。

明愛 型にはめないレッスンをしてくださったのが、今のゴルフにつながっていると思います。自分たちのいい所を伸ばしてくれる、だから楽しかったです。

永井 その都度、そのときに何を望んでいるのかを話し合って、シチュエーションを意識したレッスンをしています。

――2人は調子が悪くなったときに出るミスとかはありますか?

2人 ……。考えたことなかった。

明愛 スウィングのこともそうですけど、本当に考えなさすぎるんですよね(苦笑)。

永井 多分、2人とも考えているときはあるんです。でも、そこでいつも「平気平気、わたしだから平気」って言うんです。ほかの人ならダメかもだけど、わたしなら平気って。こういう根拠のない自信が“考えすぎない”ためには大事なんです。

明愛 確かに、その言葉、結構言ってるかも。私なら平気って。

みんながワクワクするプレーを届けたい

――岩井姉妹を見て、ゴルフを始めたジュニアはたくさんいると思います。頑張っている子たちにアドバイスなどありますか?

明愛 いろんなことにたくさんチャレンジしてほしいなって思います。ゴルフに関して言うと、以前は失敗したらどうしようという気持ちのほうが強くて、あまりチャレンジができていなかった。でも、最近になってリスクマネジメントしつつ、チャレンジができるようになってきたんです。今のレベルが上がっているのも、この部分は大きいと思います。

千怜 自分自身がワクワクできるのが一番大事かなって思います。わたしがジュニアの頃は、緊張のほうが大きくて、朝は早く起きちゃうし、ご飯ものどを通らないくらい緊張してたんです。でも、プロになって見てくれる人が増えて、その人たちをいかに楽しませられるかを考えるようになりました。それは、自分自身のワクワクにもつながるし、大事なことだと思います。

――最後に今年の目標を教えてください!

明愛 日本ツアーと海外ツアーで複数回優勝がしたい! あとは自分のワクワクするプレーで世界中の皆さんに笑顔を届けたいです。

千怜 わたしも明愛と同じでワクワクするプレーをお届けすることと、海外の試合で5位以内に入ることです。将来的には、海外ツアーで最終日最終組を2人で回りたいですし、2人でプレーオフも海外でやりたいなって思います。

明愛 今年はオリンピックを目標としているので、なるべくポイントを稼いで2人で行きたいです! あっ、やっぱり目標はオリンピックにしようかな(笑)。

2人 今年も、国内も海外もどっちも頑張りたいです!

月刊ゴルフダイジェスト2024年4月号より