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【スウィング研究】355ヤードをワンオン! チャーリー・ウッズ(14)の進化が止まらない

昨年末のPNC選手権でタイガーの息子、チャーリーが身長も飛距離も大きく成長した姿を見せた! 355ヤード・パー4をワンオンさせギャラリーのド肝を抜いたチャーリー・ウッズの最新スウィングを横田英治が徹底分析!

PHOTO/Stan Badz

解説/横田英治 タイガー世代のプロコーチでタイガーマニア。教え子の岸部桃子がツアー転戦中

>>父・タイガーの最新スウィングはこちら

  • 昨年末、息子のチャーリーとともにPNC選手権に出場したタイガー・ウッズの最新スウィングを横田英治が徹底分析! PHOTO/Stan Badz 解説/横田英治 タイガー世代のプロコーチでタイガーマニア。教え子の岸部桃子がツアー転戦中 >>息子・チャーリーのスウィングはこちら 球をシェイプする感覚を取り戻せるか タイガーは……

1年ごとに
スウィング大変身!

一番驚いたのは、1年ごとにスウィングが大きく変わっていることです。12歳のときは、クラブの動きに任せるキッズスウィングでしたが、13歳になって腕力でクラブを制御するアスリートスウィングになりました。そして、14歳になった現在は、体の回転でオンプレーンに振るスウィングに進化しています。

僕はこれまで多くの選手を指導してきましたが、たった3年間でこれほどスウィングを変えられるプレーヤーを知りません。全盛期から次々とスウィングをモデルチェンジしていったタイガーのDNAは、ここに受け継がれているのかなと思います。

現在のチャーリーくんのスウィングは、まるでマキロイのように左腕を伸ばして深く捻転したトップから、地面反力をフルに使って、大きなハンドファーストでインパクトしています。フェースローテーションは極めて小さく、PGAツアーで流行している最新型のスウィングを完全にモノにしています。

あえて難点を挙げるなら、2コマ目(画像下)のテークバックで頭が少し右に流れる動き。これは、ジュニア時代の名残で、ミート率を下げてしまう動きです。いまの体力であれだけのスピードを出すためにそうなっていますが、体幹ができ上がってくるにつれて消えていくと思います。

いまのところ、ウィークグリップで球を操るスウィングのタイガーとは違う方向に進んでいますが、もしかすると、1年後、またアッと驚くスウィングで登場するかもしれません。

2024年
強く振ってもブレないオンプレーンスウィング

2023年
腕力でクラブを押さえ込むアスリートスウィング

2022年
クラブの動きを邪魔しないキッズスウィング

>>父・タイガーの最新スウィングはこちら

  • 昨年末、息子のチャーリーとともにPNC選手権に出場したタイガー・ウッズの最新スウィングを横田英治が徹底分析! PHOTO/Stan Badz 解説/横田英治 タイガー世代のプロコーチでタイガーマニア。教え子の岸部桃子がツアー転戦中 >>息子・チャーリーのスウィングはこちら 球をシェイプする感覚を取り戻せるか タイガーは……

週刊ゴルフダイジェスト2024年1月30日号より