ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／小山混
PHOTO／Yasufumi Sakagami　THANKS／武蔵野GC

「ボールにひびが入っていたりしたら別ですけど、擦り傷程度ではボールは交換できないはず。替えるならこのホールを終えてからでないと……」と指摘する鈴木に対し、渥美は「球をリプレースするときはダメだけど、救済を受けてドロップするときは違うボールに替えても問題ないんじゃなかったっけ?」と主張。果たして正しい処置は?

救済のため球を拾い上げ、ドロップする際、別の球に交換することは認められる?

A. 認められる
B. 認められない

正解は……

A「認められる」

プレーヤーはティーイングエリアからプレーした同じ球でホールアウトをしなければならない（規則6.3a）。ただし今回のように、規則に基づいて救済を受け、球をドロップしなければならないときは、元の球か別の球のいずれかを使用することができる（規則6.3b、14.3a）。一方、グリーン上でマークした球を置き直す際など、球を「リプレース」する場合、プレーヤーは球を取り替えることが認められず、元の球を使用しなければならない（規則6.3b、規則14.2a）。なおプロの試合など「ワンボールルール」を採用している競技の場合、救済時の球の交換自体は認められるものの、同一ブランド・同一モデルの球を使用しなければならない。

週刊ゴルフダイジェスト2022年8月9日号より

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