Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 月刊GD
  • 【The Rules】“お先”パットがカップに嫌われて自分の足に当たった。このあとの処置は?

【The Rules】“お先”パットがカップに嫌われて自分の足に当たった。このあとの処置は?

The Rules
2022.06.08

今日もコマッ太くん、マナブくん、キク子ちゃんの3人でラウンド。すると、ルールに関して意見が分かれる場面が。果たしてこんなとき、どう処置すればいい?

ILLUST/Tomoko Sano TEXT/Youichi Tsunoda

コマッ太くん

せっかちでうっかりでルールのミスや勘違いが多いのがたまにキズ。でも本当はマジメ

マナブくん

根っからの勉強家。ルールブックをよく読み裁定集にまで目を通している、頼れる存在

キク子ちゃん

ゴルフのプレーとルールはまだまだ勉強中。でも他人の意見をよく聞く耳を持っている

コマッ太君の最初のパットは少しだけショート。確実に入りそうなパーパットを無造作に打ったらカップのフチをクルリと回って逆戻り。ボールはコマッ太君の足に当たってしまった。このあとはどうするの?

意図的に当たったわけじゃないから罰なしでいいのでは?

わざと当たると2罰打。でも入れようとしたパットが戻るのは故意じゃない。罰なしでプレー続行では?

打球が自分に当たったら1罰打でそのままプレーだったよね?

OKの距離だからポンと打ったけど戻ってくるとは思わなかった。まいったなあ。今年一番の珍プレーだ

果たしてどう処置するのが正しい?


動いている球に自分自身が当たるのは「あるがままにプレー」に反する大事故。慌てて対処を間違えやすいから要注意だ。まずは基本。動いている球が人などに当たったときの対処は偶然か故意かで分けられる。偶然のときは誰に当たっても罰はない。自分やキャディや用具に当たっても無罰で(規則11.1a)あるがままにプレーする。キク子ちゃんの意見はこのとおりなんだけど、このケースでは正解にならない。パッティンググリーン上のプレーのときは処置が変わるからだ。

グリーン上でプレーした場合は、当たった1打はカウントせず、元の位置にリプレースして打ち直しになる。コマッ太君も元の位置(推定可)にリプレースして、パーパットをやり直すのが正解だよ。

ちなみにコマッ太君が主張した「1罰打でそのままプレー」は旧ルールのもの。こう覚えている人は19年からの新ルールで大きく変わったことを確認しておこうね。また故意のときはどこでのプレーでも2罰打になる。

この条項には細かい例外もあるからルールをよく読んでおこう。

自分の球に当たる「自打球」の処置を間違えてジダんだを踏んでも、救済はないからね!

動いている球が偶然当たっても罰はない。グリーン上では元の位置から打ち直しだよ

月刊ゴルフダイジェスト2022年7月号より

最新のルールをわかりやすく解説!
『ゴルフルール早わかり集2021-2022』