【本当にあったルールの話】Vol.33「足に寄りかかった球が足をどけたら動いてしまった。こんなときどうする?」
本当にあったルールの話
JLPGAの競技委員を務める中﨑典子さんと阿蘇紀子さんが、競技中に実際にあったルールの事例をご紹介!
ILLUST/Masaya Yasugahira


中﨑典子
なかざきのりこ。ツアープロからJLPGA競技委員に転向し活躍中

阿蘇紀子
あそのりこ。JLPGAの競技委員で米メジャーなどの経験もある
4月に石坂ゴルフ倶楽部で開催された富士フィルム・スタジオアリスの2日目。6番ホールのガードバンカーから打った球が、バンカーのアゴに当たってコロコロ転がり戻ってきました。プレーヤーは左足をどける間もなく、転がり戻ってきた球はプレーヤーの左足に寄りかかって止まりました。左足をどけると、球はバンカーの平らなところまで転がりました
Q.足に寄りかかった球が足をどけたら動いてしまった。こんなときどうする?
A.罰なしで元の箇所にリプレース
動いている球を偶然に左足で止めてしまったことによる罰はありません(規則11.1a)。さらに、その足をどけて球を動かしたことについても罰はなく、その球を元の箇所にリプレースしなければなりません(規則9.4b例外5)。
プレーヤーは、左足に寄りかかって止まった箇所に球をリプレースしようとしましたが、傾斜が急なため止まりませんでした。そこで再度、リプレースを試みて、それでも球が止まらなかったので、ホールに近づかず元の箇所に最も近いところにリプレースすることになりました(規則14.2e)。
このケースでは、バンカーの砂の足跡によって少し盛り上がった箇所となりました。
※この記事は、2023年1月1日から施行されたゴルフ規則に基づいた内容です
月刊ゴルフダイジェスト2026年7月号より


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