ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／小山混
PHOTO／Hiroyuki Okazawa　THANKS／武蔵野GC

萩原のティーショットは左へ。なんとかセーフだったものの……。

「ドロップしたボールがバンカーに入ったらやり直しだけど、同じジェネラルエリアに止まったし、落ちてから2クラブ以上転がってないから、このまま打つのよね」と確認する萩原に対し、水谷は「ドロップしたボールは、救済エリアの中に止まらなきゃいけないから、もう一度ドロップしたほうがいいんじゃない?」と助言。果たして正しいのは?

ドロップした球が救済エリアの外に。再ドロップする必要はある?

A. 再ドロップが必要
B. 再ドロップは必要ない

正解は……

A「再ドロップが必要」

プレーヤーの球がジェネラルエリアにあり、コース上の異常なコース状態による障害がある場合、ニヤレストポイントから1クラブレングス以内に設定された救済エリア内に、元の球か別の球をドロップすることによって罰なしの救済を受けることができる（規則16.1b）。ドロップした球は、救済エリア内に止まらなければならず、球が救済エリアの外に止まった場合は、プレーヤーは正しい方法で2回目のドロップをしなければならない。2回目のドロップでも救済エリア内に止まらなかった場合は、球が最初に地面に触れた箇所にプレースする（規則14.3c）。

週刊ゴルフダイジェスト2023年4月18日号より一部改

最新のルールをどこよりも分かりやすく解説!