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【フェアウェイウッド】お腹でも背中でもいい。手だけはダメ。中西直人は大きな筋肉を使って安定感UP!

「アドレスが決まり、体重移動がスウィングをすれば(前回の堀川未来夢プロのレッスン)、フェアウェイウッドは上手く打てる!」というものの、根深い苦手意識はなかなか捨て去れない。3番ウッドが大得意とする中西直人プロは、まず「当たる感覚を身につけること」そして「大きな筋肉を使う」ことが重要だと言う。

前回の堀川未来夢プロのレッスンはこちら↓

【指導】中西直人プロ
3Wを得意とするツアーのムードメーカー的存在。2019年は賞金ランク64位に入り、初めてシード権を獲得

アドレスの次は、ティアップして”当たる”を覚える

自信が生まれることが大事な要素

中西 フェアウェイウッドが苦手な人は、「当てたい」と思っていることがほとんどです。でも、それではいつまでたっても当たるようにはなりません。だから勝手に当たるようになる練習をすればいいんです。

中西 アドレスを決めて体重移動を抑えたスウィングで、ティアップした状態で打ってみてください。ティアップしているぶん、かなり当たりやすくなるはずです。さらにもっと当たりやすくするために、5割程度の振り幅で行いましょう。

まずは5割程度の振り幅で!

中西 まず直立した状態でクラブを横振りします。そこから前傾を作ると、クラブはちょうど腰から腰くらいの振り幅になるはずです。この振り幅でスウィングすれば「FWが当たる」感覚が身につくはずです。自信をつけることが大切なんです。

中西 前傾のつくりかたは、クラブを前に出し直立した状態から体を右、左に回します。これがテークバックとフォロー。そこから前傾するとクラブが腰のあたりにくるはず。これでスウィングすれば正しく体が使えます。

慣れてきたらティを低くしよう

中西 一番高いティで当たるようになってきたら少しずつ低くしましょう。最終的にはティアップなしで打つことを目標にして欲しいですが、それよりも当たる感覚を身につけることが大切。結果に一喜一憂しないようにしてください。

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お腹でも背中でもどこでもいい
大きな筋肉を使ってスウィングしよう

中西直人プロのFWスウィング

体のどこでもいいけど
“手だけ”はダメ

小さいスウィングで当たる感覚がわかったらいよいよフルショット。

中西 当たり前のことですが、体を使ってスウィングしましょう。軌道を狂わせるのは手打ちが原因であることが多いです。

体と言われてもざっくりしすぎているような…

中西 大きな筋肉を使うということです。僕はお腹を意識するとスムーズにクラブが上がります。でもこれは、あくまでも僕の場合。背中を意識したほうが上げやすい人もいれば、お尻を意識したらスムーズに振れるなど、意識するところは人それぞれ。でも手先など、小さな筋肉ではなく、大きな筋肉を意識することが大切です。

ココを意識! ①
腹筋を使ってあげる

腹筋を使うことがイメージしやすい人は、少し息を吐きながら上げていくと、より力が入る感覚がわかりやすい。下半身をあまり動かさず、上下のねじれを作る。

ココを意識! ②
背中で突き出すように上げる

背中を意識したい人はバックスウィングでは左の肩甲骨を動かすイメージを持とう。肩甲骨が伸びる感覚が生まれると、手ではなく、体で上げられている証拠。

ココを意識! ③
お尻を動かして上げる

お尻の入れ替えを意識するのもあり。お尻を引くことでクラブが上がるため、手などの小さな筋肉を使わずクラブが上げられる。

待ちチョロ対策!
下半身を動かしておきましょう

グリーンが空くのを待っていて、いざ打ったらチョロ…。アマチュアには良くある「待ちチョロ」だが、中西は下半身を動かしておくことでそれが解消できると言う。「股関節が硬くならなければ大丈夫です!」

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