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【つかまった強い球を手に入れる!】＜前編＞ バイクの「コーナリング」に安定スウィングのヒントがあった
週刊ゴルフダイジェスト
バイクのレースでコーナーを曲がる際、ひざが地面に着きそうなほど体を傾けているシーンを一度は見たことがあるだろう。実はこの動きが、ゴルフスウィングの質を高める上で重要な意味を持つと横田英治プロは言う。果たしてどういうことか。詳しく教えてもらった。
TEXT／Kenji Oba PHOTO／Atsushi Tomura THANKS／明治ゴルフセンター
解説／横田英治
プロ、アマ問わず、わかりやすいレッスンが人気。女子プロの岸部桃子を指導中。自らが主宰するゴルファーが集まる総合サロン「クラブハウス」が春に千葉県にオープン予定
ゴルフもバイクも頭の位置で
バランスを保っている!
「バイクの後部座席に乗せてもらったことがあるのですが、コーナーを回るとき、自分もライダー（運転者）と同じように内側に傾かないといけないんです。そうしないと上手に曲がれないし、ハンドルを取られて転倒しかねません。実はこの動きにスウィングのヒントが隠されているんです」
そう語るのは、わかりやすいレッスンでおなじみの横田英治プロだ。
ライダーが上半身を内側に倒し、勢いよくコーナーを回っていくバイクレースを見たことがあるだろう。バイクの傾きより、自分の体軸を内側に傾けるテクニックを「リーンイン」と呼ぶが、バイクにかかる遠心力などに対してバランスを取ることで、スピードを保ったまま曲がり切れるのだ。
「バイクには地面に向かう重力と、回ろうとする側とは反対方向に膨らもうとする遠心力がかかります。転倒しないためには体軸を内側に傾ける必要がありますが、このときの頭の位置でバランスを保っているのです。体軸の傾きが大きくなれば、スピードアップにつながりますし、タイヤのグリップ力が上がりますから、バイクを自在にコントロールできるわけです。コーナリングをスウィング軌道（プレーン）、バイクをクラブに置き換えれば、頭の傾き、そして顔の向きが、そのままゴルフに応用できるテクニックなんです」
頭の傾き&顔の向きが重要な役割を果たす
バイクと同じようにスウィングにも重力と遠心力がかかっている。そんな状況下でクラブを振るには頭の傾き、顔の向きが大事だという横田プロ。スウィングのバランス、そしてスピードは頭がカギなのだ
>>お手本は松山英樹!
「リーンイン」を応用した
スウィングのポイントとは?
週刊ゴルフダイジェスト2022年2月15日号より
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