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【ゴルフジム】「コースに出るとドライバーが全然芯に当たらないんです」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ドライバーが芯に当たらない」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/江連忠ゴルフスタジオ(ETGS)千葉校

教える人/内海大祐

うつみだいすけ。76年生まれ、茨城県出身。その人の体格や筋力などに応じた、理にかなったスウィング構築を目指す指導に定評がある。江連忠ゴルフスタジオ(ETGS)千葉校エグゼクティブインストラクター

<今週のお悩み>
「コースだとドライバーが
 芯を食わないことが多いです」

●市田 誠さん(48歳/身長168cm/ゴルフ歴11年/ベストスコア82/平均スコア92)
ダウンスウィングの途中から、顔が上がり気味で、全体的に伸び上がったインパクトになっている。もう少し、下向きに力を加えるようなインパクトにできれば、芯に当たる確率も上がるはず

市田 ドライバーで芯に当たらないことが多いです。とくにコースに出ると、当たる確率が悪くて、飛距離もかなり損しています。

内海 インパクトで顔が早く上がって、ボールから目線が切れる感じがありますね。それだと、「芯でボールをとらえる」というイメージが出にくいです。

市田 ダフるのが怖いという気持ちがあるので、そのせいで顔が上がっちゃうのかもしれません。

内海 もう少し左サイドをうまく使ってスウィングをリードしてあげると、インパクトで左腕からクラブまでが一直線になって、ボールに対して強く圧力をかけやすくなります。

もっと左サイドをうまく使って打つべきです

市田 実は私、左利きなんですよ。

内海 それならなおさら、左で打つ感覚のほうがいいです。たとえば、左手1本で素振りすると、クラブをずっと引っ張り続ける動きになりますから、顔が上がりにくくなります。

市田 確かに、これだとずっと顔をボールに向けたままクラブを振る感じになります。今までは、インパクト前に力が逃げていたのがわかりますね。

内海 両手の間隔を空けたクロスハンドグリップでボールを打つのもいい練習になります。ダウンスウィングはもちろん、インパクトした後も左わきを締めたまま、体の回転で打つ感覚が身につきます。

市田 ボールに確実に当ててから、フォローでさらにボールを「押せる」感じがします!

これで解決!
「左手を上手に使って
 クラブを『引っ張って』打とう」

Drill 1
クロスハンドでボールを打つ

左右の手を入れ替えた「クロスハンド」でクラブを持ち(両手の間隔を空ける)、ハーフスウィングでボールを打つ。ダウンスウィングに入ってから、ずっと左サイドでクラブを「引っ張り続ける」感覚がわかる

【クロスハンドドリルのポイント1】
インパクトで左腕とクラブが一直線に

インパクトでは、左足を踏み込んだところで左腕とクラブが一直線になるようにすると、最大効率で打てる。左わきが空いたり、ひじが曲がったりすると力が逃げてしまう

【クロスハンドドリルのポイント2】
フォローで左手首を折らない

クロスハンドだと、フォローで左手首が折れにくい。実際のスウィングでも、できるだけ長く左手首を折らずに回転していくことで、ボールを長く「押す」ことができる

Drill 2
左手1本で連続素振り

左手だけで素振りをすると、体の回転を使って左手でクラブを引っ張る動きがわかる。さらに連続で振ると、切り返しでの腕のタメの感覚もわかる

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月8日号より

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