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【ゴルフジム】「ドライバーのインパクトが安定しない。ミート率が上がればもう少し飛ばせると思うのですが…」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ミート率を上げて飛距離を伸ばしたい」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/オークラランドゴルフ練習場

教える人/服部公翼

はっとりこうすけ。83年生まれ。国際ゴルフビジネス学院を経て、オーストラリアにゴルフ留学。23歳からレッスン活動を始め、独自に作り上げた飛距離アップ法が話題に。現在、東京と沖縄の2拠点でレッスンを展開中

<今週のお悩み>
「ドライバーのミート率を
もう少し上げたい」

●上妻利光さん(53歳/身長179cm/ゴルフ歴10年/ベストスコア92/平均スコア95)
テークバックで右腰を飛球線後方に突き出すような動きが見られ、これが切り返しのスムーズさを欠く原因になっている。また、ダウンスウィングでやや上体が目標方向に突っ込んでいるため、インパクトポイントがまちまちになりやすい

上妻 ドライバーの飛距離が平均200ヤードくらいです。ミート率が上がれば、もう少し飛距離も出ると思うんですが。

服部 そのためには、体があまり揺れないようにスウィングする必要がありますね。現状だと、ダウンスウィングで腰が前にずれる動きと、上体が目標方向に突っ込む動きが目立ちます。これを抑えられると、芯に当たる確率が上がります。

上妻 なるほど。

体を前後左右に揺さぶりすぎています

服部 まず、腰の前ずれを防ぐには、腰をもっとスムーズに回さないといけません。上妻さんは、テークバックで腰が右(後方)に突き出る形になっていて、うまく回転していません。右ひざを軽く伸ばして、右腰をお尻のほうに引く感じにすると、腰がしっかり回ります。テークバックで腰を右に回しておくと、切り返しからは左に回していきやすくなるので、前にずれにくくなるんです。

上妻 右足かかとに体重をかけて回る感じですね。

服部 そうです。ダウンスウィングの後半では、逆に左足かかとに体重をかける感じで、左腰を左のお尻の方向に引くと、軸をずらさずにその場で回転できます。それと、上体を目標方向に突っ込ませないようにするには、体の右サイドを縮める「側屈」が必要です。真っすぐに立って、上体だけを右に倒すと、右わき腹が縮みますよね? この状態に、前傾と左回転をプラスしたのがインパクトです。右わき腹が伸びたまま回転すると、頭が突っ込みます。

これで解決!
「腰をしっかり回しつつ
『側屈』を使って打とう」

Point 1
トップまでは右腰を突き出さず回る

テークバックで右腰が飛球線後方にずれると、腰が回転せず、上体が左に倒れやすくなる(写真右)。右腰を右尻の方向に引くイメージで、腰を回すと、上体も軸回転させられる

Point 2
ダウンスウィングでは右わき腹を縮める

右わき腹を縮める「側屈」の動きを入れると、ダウンスウィングで上体(頭)が目標方向に突っ込まなくなる。また、左腰をより積極的に回転させられるので、スウィングスピードが上がる

Drill
両つま先を交互に上げて振る

テークバックで右足つま先、フォローで左足つま先を上げながらスウィングする。つま先を上げることで、重心がかかと側に移動し、腰が回りやすくなるのがわかる

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月1日号より