Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【ビタッと止まるアイアン】#4 当てにいくから当たらない。「フォローをゴール」にしたら打点が安定した

【ビタッと止まるアイアン】#4 当てにいくから当たらない。「フォローをゴール」にしたら打点が安定した

アイアンでビタッと止まる弾道を手に入れるために重要なのが、「入射角」「インパクトロフト」「打点」の3つ。そのひとつ「打点」を安定させるにはどうすればいいのか。HC0.8の窪田一樹さんが気づいた逆転の発想とは?

PHOTO/Takanori Miki THANKS/よみうりゴルフガーデン

窪田一樹 ●52歳 ●HC0.8

くぼたかずき。日本ミッドアマなどにも出場するトップアマ。スウィング改造によって一気にアイアンが上達

●CONTENTS●
#1 「止まる弾道」の3条件
#2 「トップで一時停止」で入射角が安定
#3 「超極端大根切り」でロフトが立つ
#4 「フォローをゴール」で打点が揃う

ゴルフはターゲットスポーツなんだ

トップアマの窪田一樹さんは、意識を変えたことで打点が安定し、弾道が変わったと話す。

「打点を安定させたくて、インパクトに注意がいっていました。インパクトがゴールになって、合わせるような打ち方になっていた。減速しながら当たっていたので、結果的に軌道も安定せず、打点がブレブレでした。それを、ターゲット方向、スウィングで言うとフォローサイドに意識を持っていくように変えました」

ゴルフはターゲットスポーツという“基本”に立ち返ったら、大きな変化が生まれた。


「インパクトの意識がなくなり、自然と打点が安定するようになったんです。ゴールを先に設定することで、加速しながらインパクトできるようになり、軌道も安定しました。線を描くときも、ゆっくりよりもスピード出したほうが線は安定します。スウィングも同じなんです

インパクトは通過点
ゴールが先にあることで、インパクトが通過点になる。線を描くときも、先にゴールがあるほうが思い切ってスピードを出して書くことができる。結果、真っすぐな線が引ける

Point 1
クラブの自然な動きにまかせる

クラブの性質を生かしながら振ることを心がける。体が動きたいように振るとどうしても余計な動きが出て打点が安定しない。クラブの自然な動きに体がついてくる感じ

Point 2
ボールから少し離して構える

ボールから離して構えることで、軌道がイメージしやすくなる。大事なのは、インパクトではなく、クラブがどうやって入ってくるか。くっつけて構える必要はない

「目標を重視したら細かな意識が消えた」

「ゴルフはボールに当てることではなく、目標に運ぶことが目的という意識に変えました。すると、不思議と軌道が安定し打点がそろってきたんです」

Drill
8Iでいろんな距離を打つ

目標を決めることでターゲット意識が高まり、インパクトの意識が消える。短い距離を打つのはよりターゲットを意識しやすくするため

【Point】
フェースのどこに当たっているかチェック

意識はターゲットに持ちつつも、フェース面のどこに当たっているかは、チェックしておく必要がある。芯に当たる感覚を覚えよう

#2 「トップで一時停止」で入射角が安定
#3 「超極端大根切り」でロフトが立つ

月刊ゴルフダイジェスト2022年3月号より