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【スウィング研究】植竹希望のアイアン「ラームのようなトップにガルシアのようなタメ」

昨年ステップ・アップ・ツアーで優勝し、レギュラーツアーでも今季トップ10が7回と高いポテンシャルを発揮している植竹希望。高いショット力の秘密とは?

PHOTO/Tadashi Anezaki、Shinji Osawa

植竹希望
うえたけのぞみ。1998年生まれ。東京都出身。女子選手には極めて珍しいコンパクトなスウィングで、パーオン率は堂々の5位。日本女子プロ4位などの活躍で初シードを確実なものにした(※データは11月11日現在)

解説/吉田直樹
幼少期からアメリカで過ごし、最新スウィングに詳しい。谷原秀人プロ、上井邦裕プロ、石川明日香プロのコーチを務める

シンプルな動きのなかにアマのお手本が凝縮

身長170㎝の植竹希望プロのスウィングは、コンパクトなトップが特徴的です。

トップの手の位置を見ると、まるでジョン・ラームのように極めて低い位置に収まっています。かつて、オーバースウィング気味の選手が多かった女子選手のなかでは、特筆もののコンパクトさです。


もっとも素晴らしい点は、ハーフウェイダウンの手の低さです。ここまで低い位置に手を下ろせる女子選手はそういません。まるでガルシアを思わせるような低い位置から、手は斜め上に向かって動き、インパクトを迎えています。この理想的な動きこそが、ショットメーカーの証し。パーオン率(5位)やボールストライキング(3位)の高さにも表れています。

コンパクトなトップ、ダウンスウィングでの手の低さ、左右にブレないスウィング軸など、アマチュアに真似してほしいところが満載です。

【特徴1】コンパクトなトップ
女子選手では極めて珍しい超コンパクトなトップ。男性アマチュアのお手本だ

【特徴2】ハーフウェイダウンでの手元の低さ
右手首の角度を保ったまま、低く手を下ろしている。この低さはS・ガルシア並み

【特徴3】手元が上昇しながらインパクト
右足の前で最下点を迎えた手が、斜め上方向に動きながらインパクトを迎える

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月30日号より