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メジャーチャンプコーチ青木翔の「笑顔のレシピ」Vol.21「先輩が絶対」じゃない世代との接し方

メジャーチャンプ渋野日向子を育てた青木翔に“コーチング”のこだわりを語ってもらう本連載。ゴルフだけでなく、仕事や育児などでも役立つヒントが満載!

解説/青木翔
あおきしょう。1983年3月28日生まれ、福岡県出身。大学を卒業後、プロを目指すも27歳のときに指導者の道を志す。2012年に自身のアカデミー「ASGA」を設立。渋野日向子をはじめ、数々のツアープロや全国トップレベルのアマチュアゴルファーを育成

自己主張が通りやすい時代

若者はいつの時代も「○○世代」というように、特徴を切り取られネーミングさせます。なぜ毎年のように彼らの特徴が変化するのかはわかりませんが、変化をしているのは間違いありません。

10年近く「若い世代」のコーチをしていますが、こういう感覚は新しいなというものにたびたび出会います。例えばここ数年で感じているのは、「先輩が絶対」という意識が稀薄だということ。自己主張がとても通りやすい時代になっている、とも言えるかもしれません。

自分の考えを主張できるのはとてもいいことだと思います。でも、他人と関わる社会に出れば、すべての主張が通るわけではありません。

だから僕らはその社会の先輩として「自己主張」と「わがまま」の違いを教える必要があります。この時、気をつけたいのが「こちらの価値観を押しつけない」ということ。個が尊重される時代だからこそ、その人の価値観を否定したり自分の価値観を押しつけるのはNGです。

育ってきた環境が違うので、価値観が全部合うことなんてあり得ません。彼らが道を踏み外しそうなとき、そっと修正する。それがコーチに求められる役割なのです。

TEXT/SHOTANOW
PHOTO/ARAKISHIN

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