もうショートしない! “寸止め練習”でパットがしっかり打てるようになった
TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroyuki Okazawa
THANKS/フェニックスシーガイアリゾート
日々技術向上のため研鑽を惜しまない片山晋呉の連載「上達の玉手箱」。第85回は、パットがしっかりと打ち切れるようになるとっておきの練習法を教えてくれた。
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マスターズでの松山英樹くんはパットが冴えわたっていました。最終日のバック9こそいくつか外していたけど、4日間にわたって長いパットをしっかり打って何回も決めていました。
この“しっかり”
打つというのがパッティングでは本当に大切で、パット名手の谷口徹さんや藤田寛之さんも強めに打つタイプです。僕は痺れる場面になるとダウンスウィングでブレーキがかかってしまうことがあるので、強く打ち抜くことがずっと課題だったのですが、最近やっている“寸止め練習”がとてもいい感じです。
普通にストロークするスピードでパターを振ってボールの手前でグッと止めるのですが、やってみればわかるけどピタッと止めるには体幹のパワーが必要なんです。寸止めを3回繰り返してから実際に打つと、止めるときと同じ感覚で体幹を使って打てるのでインパクトが強くなります。ヘッドがスムーズに動くからフェース面もブレずにスクエアに当たってくれます。この練習を始めてからあまり考えずに打てるようになって、パッティングが楽しくなってきました。
インパクト直前で
ピタッと止める
ジワッと熱くなってくる
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片山晋呉
1973年生まれ。茨城県出身。通算31勝の永久シード選手。誰もが認めるベストスウィンガーで創意工夫の達人
月刊ゴルフダイジェスト2021年6月号より