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【通勤GD】芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」Vol.34 フィニッシュはスウィングの“車庫” ゴルフダイジェストWEB

いいスウィングはフィニッシュが美しいと芹澤信雄プロは言う。球が止まるまで見送れるフィニッシュづくりのコツを聞いた。

【通勤GD】通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

芹澤信雄プロ
1959年生まれ。ジャンボ尾崎に「世界一パーパットが上手い」と評されたパットの名手。1987~2000年にツアー5勝。その後シニア1勝。飛距離優先時代をショットの質で生き抜く。チーム芹澤ゴルフアカデミー主宰。

雨が苦手な人は振りすぎている

お天気がパッとしない日が続きますが、アマチュアゴルファーの皆さんは雨の日になると急にスコアが悪くなる人が多いですよね。もちろん雨に濡れるのはあまり気持ちのいいものではありませんが、プロの場合は、グリーンが柔らかくなるぶん、スコアがでる場合もあるんです。

アマチュアが雨でスコアを崩してしまうのは、経験がないため、リズムに注意するとかグリップを濡らさないようにするなどの対処法を知らない、というのはあるかもしれませんが、一番の要因は「振りすぎ」にあると思います。

雨で足元やグリップが滑りやすくなっているのに、マン振りのフルスウィングをしていたらバランスを崩しやすいですし、グリッププレッシャーも普段よりさらに強くなってしまいます。

コンディションがいいときにはあまり目立たない問題点が、雨が降った途端、顕著に表れるというわけです。これは、傾斜地やフェアウェイバンカーなどでもいえることですよね。

もちろんコンディションが悪いときには大振りせずにコンパクトに振ることが大事ですが、それ以上に普段からバランスのいいスウィングを身につけることが重要です。そうすれば、雨だからと言って特別なことをする必要はありませんからね。

バランスのいいスウィングをするために重要なのは、まずはグリップの握りの強さです。スウィング中の力みは、グリッププレッシャーが強くなるのが大きな原因の一つ。アドレス時の握りの強さを変えずにスウィングする意識を持ってください。

もう一つ重要なのが、フィニッシュです。大振りするアマチュアの多くはフィニッシュでバランスを崩し、ピタリと静止できていません。

僕はフィニッシュはスウィングの「車庫」だと思っています。最後にここにピタリと納まれないということは、オーバースピードで振ってコントロールを失っている証拠です。フィニッシュにはその選手がどんな球を打ちたいかが表れます。

藤田寛之君のフィニッシュなどがそのいい例で、とにかく引っかけたくない、フェースを返したくないという意思が如実に表れています。

アマチュアにそこまでは求めていませんが、せめて「ボールの行方をコントロールしたい」という雰囲気が感じられるような、バランスのいいフィニッシュを目指してください。雨や傾斜地が苦手な人は、これだけでずいぶん変わるはずですよ。

【通勤GD・今日のポイント】バランスのいいフィニッシュを目指そう

【ポイント①】おなかが目標に向くまで回転する

いいフィニッシュの条件は、左足にほぼ100%乗り切って、右足はつま先立ち。内ももがぴったりくっついた状態で、胸が目標方向を向くまでしっかり回転していること。この姿勢でボールが止まるまで見送れるバランスが大事。

【ポイント②】振り戻せるのがいいフィニッシュ

バランスよく振り切れていると、手元が体の正面から外れていないので、フィニッシュの状態から手元をすっと胸の前まで振り戻す動作や、刀を鞘に納めるようにすとんと落とす動きが自然とできる。プロの仕草を真似てみよう。

月刊GDより