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【夏ラフからのセカンドショット①】腕に力を入れるほど、芝の抵抗が増えますよ。「力を抜くが正解です」(ショット前対策&沈んだライ編)

育ち盛りの初夏のラフは「インパクト時の抵抗が強い」という先入観から力まかせに上から打ち込んだりしていないだろうか?「力でラフは攻略できません。ラフからの基本はむしろ力を抜くこと」と
清水洋一プロ。ラフからナイスショットするコツを詳しく解説しよう。

【解説】清水洋一
しみずよういち。1963年生まれ、埼玉県出身。シニア入り後は毎年のようにランキング上位をキープ。今年こそ悲願の初優勝なるか。フリー

ラフでは「ライの見極め」が大切です

ボールがラフへ行ってしまったら、まずはライの見極めを行う。真上や斜めから見てどのくらいボールが沈んでいるのかを判断し、使うクラブを決めることがミスを食い止めるポイント。

ラフでは必ず振り抜きチェック。素振りで情報を得る

── これからの季節、ラフからはクラブが振り抜きにくく、ミスしてしまうことが多いです。

清水 ラフに対してボールがどんな状況なのかを判断して、使用するクラブを決めるのがラフ攻略の第一歩ですが、ライの見極めはどうしていますか。

── ボールがどの程度沈んでいるのか、よく見るようにしています。

清水 それだけですか?

── ……それだけです。

清水 見た目だけでライを判断してしまうのは危険ですね。ラフでは必ず、素振りを行うようにしましょう。ボールの近くで芝の抵抗をチェックしながら素振りを行い、楽に抜ける入射角度を確認します。同時に、ヘッドの抜け具合も確認します。ボールがかなり沈んでいるように見えても、実は地面との間にすき間がある場合もあります。素振りをすることで最下点の場所が意識できます。打つ前の素振りでナイスショットする確率がグンとアップしますよ。

【ステップ1】見た目だけではだまされることもある

ライを目で見て確認するのは当然だが、ラフの場合、それだけでは足りない。沈んでいるように見えても地面との間にスペースがある場合があり、ボールをしっかり芯でとらえるためには最下点の場所を意識するようにしよう。

【ポイント】ボールに近い芝の上にヘッドを置いてみる

ボール近くのラフにヘッドをポンと置いてみると、ヘッドの見え方でボールの沈み具合が予測できる

【ステップ2】素振りでヘッドの抜け具合を確認

芝の抵抗を確認しながら素振りを行うことで、ヘッドが楽に抜ける入射角度を探る。浮いているように見えても芝の抵抗が強かったりする場合がある。ヘッドの抜け具合も確認しよう。

ラフで失敗しないための3か条
●残りの距離だけで使うクラブを決めてはダメ→ボールの沈み具合いを見てクラブ選択
●「ラフに負けちゃいけない」と力むほど飛ばない→力を抜いて打てばラフの抵抗を受けにくい
●ラフもトラブルショットと考えよう→沈んでいたら脱出優先で無理は禁物

【ポイント】手先ではなく体の回転で振る

手先で振るとどうしても抵抗に負けるので、体の回転で振る意識が大切。頭の高さが変わらないように、水平回転で振り抜いていく。

【完全に沈んでいるライ】コックを使ってトンと落とす

── ラフの基本は水平回転でもボールが完全に沈んでいたら横から払い打てませんね?

清水 この場合は上から鋭角に打ち込んで、その場から脱出させるしか方法はありません。長い距離が残っていてもウェッジを使いましょう。上からしっかり打ち込むにはバックスウィングでコックを早めに使ってクラブを立てるのがコツ。そうすれば鋭角に入れやすくなります。

── この場合も力まないことが大事なのですか?

清水 上から打ち込もうとして体が突っ込んではダメです。クラブの重さをボールにぶつけるイメージで打つといいですよ

【ポイント①】バックスウィングで早めにコックする
ボールを上から鋭角に打ち込みたいので、バックスウィングでは早めにコックを作る。クラブの重さをボールにぶつけるイメージで打つといい。

【ポイント②】打ち込みやすいアドレスを作る
ボールを通常よりも1個内側に置き、体重の6割を左足に乗せる。右足体重になるとボールをすくい上げる動きになりやすいので注意しよう。

【ポイント③】抵抗を軽減するためにフェースを開く
フェースを閉じてしまうとインパクトで芝の抵抗を受けやすい。アドレスであらかじめフェースを開いておこう。ボールがラフに深く沈んでいるほどロフト角の大きいウェッジを使い、脱出を優先させる。

使えるのはウェッジのみ。届かずとも花道狙いで!

夏ラフからのセカンドショット(ボールが浮いている編)に続く

TEXT/Takashi Mishiro PHOTO/Tadashi Anezaki

週刊GD2019年7月2日号より