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【人気連載アーカイブ】遊ぶつもりでやってみて Vol.120 “頂上から読む”とパットのラインが面白いように分かる!

家族全員がチャンピオンの経験のある四国イチのゴルフ一家「二宮家」。その長男でありベストスコア59(!)のトップアマ・慎堂さんが、ゴルフに対する独特の考え方や一風変わった練習法を紹介。上達のヒントが満載!

ILLUST/Masaaki Takauji

前回のお話はこちら

パット賢者になるには、技術向上よりもラインを読む力を鍛えたほうがいい。ある程度ゴルフ歴のある人なら、そこそこ芯には当たるだろうし、そこそこ強弱もつけられるだろう。にもかかわらず40パットも50パットもしてしまうのは、読みが間違っているからではないだろうか。

先日、岡山県でラウンドを楽しんだ。ボクを含め全員が初見のコースで、しかもキャディなしということもあり、ほかの3人はグリーン上で一生懸命ラインを読んでいた。一方、ボクは、自分の番がくるまで、のんびり突っ立っている。それを見て、みんなが「お前、ライン読んでるの?」と不思議がっていた。何をおっしゃいますやら、ボクはひと一倍ラインを読むし、ひと一倍真剣に打っているのに。ただ、ちょっとばかり、みなさんとラインの読み方が違うだけ。

おそらく、一般的にラインを読むというと、ボールからカップを見て、上りか、下りか、フックかスライスかを判断する。余裕があれば、反対側に回り(カップからボールを見て)カップ付近の傾斜や芝目をチェックする。そんなところだろう。

これだと木を見て森を見ず、である。自分のラインしか見ていないので、マウンドやアンジュレーションによって錯覚を起こしやすい。

ボクが推奨したいのは、木よりも森を見ること。よく言われていることだが、まずはグリーンに乗るまでに遠くから地形を見て、グリーン全体の傾斜をチェックする。これは“ぜひモノ”だが、この際に重要なのが、全体で一番高いところと一番低いところを見つけること。そして、グリーンに上がったら、まっ先にマークをするのではなく、必ず事前に確認した一番高いところまで歩を進め、ボールとカップの関係を確認しイメージを膨らませること。当然、ボールは必ず高いところから低いところに転がるのだが、“頂上”から見ると、速度やルートがより鮮明にイメージしやすいのだ。受けグリーンで自分のボールがグリーン手前にあっても、一旦は奥の高いところまで足を運び、全体図を見る。木を見ずに森を見るのだ。一見、遠回りで時間を食いそうだが、手前から見たり、奥から見たり、左右から見たりとウロウロしなくすむので、実質的には時短。自分のボールに着いたときは、すぐさま打つことができる。


確かに、どのくらい転がるとか、どのくらい切れるかは経験値が必要だが、この方法ならフックとスライスを間違えたり、上りと下りを間違えたりはしないはず。もちろん、キャディつきなら、ラインを聞いてもいいけど、人に言われて半信半疑で打つよりも、自分で納得して打つほうが、ビシッと打てるはず。

馬鹿と煙、そしてパット上手は高いところに上る! ってね。めちゃくちゃ簡単なことなので、試してみてね。


全員がチャンピオン! 二宮家

(左から)●慎堂(ボク)1983年生まれ。13、15年四国アマ優勝。HC+2。ベストスコア59 ●英二(父)1958年生まれ。90、95年四国アマ優勝。HC0。練習場経営 ●薫(母)1960年生まれ。94~97、01、03年四国女子アマ優勝。HC2。主婦 ●歌奈子(妹)1985年生まれ。07年四国女子アマ優勝。HC5

週刊ゴルフダイジェスト2019年8月13日号より