レッスン
ギア
プロ・トーナメント
コース・プレー
雑誌
【読者記者】No.1837「5番や6番など長いアイアンでダフリやシャンクが出てしまいます」
読者記者がゆく
読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「ロングアイアンが苦手」というもの。果たして解決方法は?
PHOTO／Yasuo Masuda TEXT／Daisei Sugawara THANKS／学芸大ゴルフスタジオ
読者記者No.1837 小西伸治さん
●55歳 ●会社経営 ●ゴルフ歴／25年 ●ベストスコア／88 ●アベレージスコア／95 ●177cm・86kg ●ドライバー飛距離／230ヤード
先生／兼濱開人
90年生まれ、沖縄県出身。解剖学や運動生理学に関する豊富な知識を生かし、生涯スポーツとして「カッコよく」続けるための指導を目指す。「学芸大ゴルフスタジオ」ヘッドコーチ
小西さんのお悩み
「長い番手のアイアンが苦手」
5番、6番アイアンくらいでダフったり、ひどいときにはシャンクが出たりします。しっかり芯でとらえてグリーンに乗せたいです。
トップでややふところが狭く（2コマ目）、そこから釣り竿のようにクラブを振り出してしまうので、アーリーリリースになっている（3コマ目）
小西 長めの番手が苦手で……。
兼濱 トップで手と胸との距離が近いので、切り返しでキャスティング動作が起きて、リリースが早くなっています。そのままだとダフりますし、ダフリを嫌がって伸び上がると、ヘッドが前に出る（体から遠くなる）ので、シャンクにもなりやすいです。
小西 ふところの広いトップにするには、どうすればいいですか?
兼濱 右手だけの連続素振りがいいです。そのときのトップの位置に左手を合わせると、左腕が伸びて、胸も回ったトップになります。
＜問題点＞
トップで手と胸の間隔が狭い
クラブを手で担ぐようなトップのため、手と体（胸）との距離が近い。この位置からだと、切り返しでまず手を胸から離す必要があるので、リリースが早まる
記者「腕が縮こまってるとよく言われます」
プロ「まずは右手で振るとアークが大きくなります」
右手1本のトップに左手を合わせる
右手素振り中のトップで一旦静止し、そこに左手を合わせてみる。左腕が伸び、同時に胸が回転して、ふところの広いトップになる
記者「両手だと右手1本よりぎこちなくなります」
プロ「右手素振りの途中で左手を入れてみましょう」
Point 1
ボール1個分先のボールを打つイメージ
アイアンは、最下点より手前でインパクトする必要がある。実際に打つボールの先にもうひとつボールをイメージし、そちらのボールを打つ意識で振る
Point 2
アドレスよりもロフトを立てて当てる意識を持つ
アドレスより少しだけロフトを立ててインパクトするように意識する。ロフトを立てる動きでフェースが閉じるので、ボールのつかまりもよくなる
＜取材後記＞
ヘッドが楽に返る感じがした
右手だけで素振りを繰り返していると、インパクト前後でフェースが楽に返る感じがしました。この右手の自然な動きを、今までは左手が邪魔していたのが、よくわかりました。
月刊ゴルフダイジェスト2023年11月号より
ゴルフのお悩みを有名コーチが解決!
「読者記者」応募はこちら
こちらもチェック!
