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【UTを極める③】打ちこなせたら強い味方になる。「右足内側を浮かせない。実戦での再現力が高まります」淺井咲希プロ

GDライブラリ
2019.09.27

フェアウェイウッドがうまく打てず、ロングアイアンも難しすぎるというゴルファーのセッティングに必須となったユーティリティ。女子プロの2人目は、8月に行われたCATレディスでツアー初優勝を挙げた淺井咲希プロ。UTでミスしないためには「さまざまなライから使えるように、再現性を高める必要があります」と話す。詳しく解説してもらおう。

【解説】淺井咲希プロ
あさいさき。1998年兵庫県生まれ。17年にプロテスト合格し、今季CATレディスでツアー初優勝。さらなる活躍が期待される黄金世代のひとり

グッと踏み込めれば前傾がキープできる

UTでは、とにかく上体を浮かせないようにすることを心がけているという淺井咲希プロ。

淺井 手元が浮いて上体が伸び上がるとUTは打てません。それを防ぐため、右足の内側をグッと踏み込んで地面から離さないようにしています。上体が伸び上がるとトップのような薄い当たりになりますが、我慢できればソールを滑らせながら正確にインパクトできます。

斜面やラフなど、あらゆるライで使うクラブだけに、「右足の内側を浮かせない」ことが再現性アップに欠かせないと続ける。

ダウンスウィングでは右足の内側を、踏み込むように動かす。

かかとを蹴り上げるように上へ浮かしてしまうと、つま先に極端に体重が乗り、上体が伸び上がってしまう。ヘッドがボールに届かず、当たりが薄くなる

淺井 右足を踏み込むことで、前傾角度がキープされてゆるやかな軌道でボールをとらえられます。

上体が伸び上がるとヘッドがボールに届かなくなるので当たりが薄くなる。ボールに届かせようと余計な動きをして、よりミスしやすい

淺井 体の起き上がりが抑えられるので、手元を低い位置に通すことができるんです。また、右足を左側に送ることで左に体重を乗せられて、上に伸び上がる動きを一層防ぐことができます。この右足を左側へ送る動きは、右足を左足にくっつけるような感覚でいいと思います。

きちんと踏み込めると、手元が低いところに収まる

淺井 前傾角度をキープできるので、元の場所に手元が戻りやすい。上体が伸びにくくなるぶん、低い位置に手元を通せるので再現性が高くなり、インパクトが安定します。

UTはスウィングチェックに欠かせません

淺井 やさしいと言われているUTですが、私にとっては難しいクラブ。それゆえ、正しいスウィングができているかを確かめられるんです。他のクラブに比べて、高い意識で振っています。飛距離は4Uで190ヤード、5Uだと180ヤードですね。

「UTを極める」レッスン②はこちら↓

ボールの先5センチに目標を作る

最後に淺井プロから。

淺井 ボールをどこへ打ち出していくか、出球をすごく意識しています。出球が安定すれば、結果的にナイスショットとなります。すごく簡単なので、皆さんもラウンド中に意識してみてください。

出球を意識するには、ピンポイントに目標を決めることが重要。打つ前にボールの5センチ先になんでもいいので目印を見つけることで、フォローの位置が明確になり、出球が安定しやすい

「出球を意識して、そこにに集中します」(淺井)

TEXT/Toshiyuki Funayama、PHOTO/Shinji Osawa、Yasuo Masuda
週刊GD2019年10月1日号より

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