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【読者記者】No.1825「アイアンが右にも左にも飛んでしまいます」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「アイアンの方向性を安定させたい」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/江連忠ゴルフアカデミー(ETGA)愛知校

読者記者No.1825 尋木慎吾さん

●41歳 ●会社員 ●ゴルフ歴/10年 ●ベストスコア/84 ●平均スコア/92 ●183cm・100kg ●ドライバー飛距離/270ヤード

先生/奥雅次

72年生まれ、福岡県出身。オートバイレーサーから転向してプロ入り。技術だけでなく、フィジカル、メンタルの面でもサポートする指導が人気。ETGA愛知校インストラクター

尋木さんのお悩み
「アイアンが右にも左にも飛ぶ」


アイアンが真っすぐ飛ばなくて困っています。右にも左にもミスが出るので、ミスを見越してアドレスで調整することもできないんです。


アドレスで右肩が前に出て、肩のラインが目標に対してオープンになっている(1コマ目)。また、右サイドが高いので、背骨の軸が地面と垂直になっている

尋木 アイアンがとにかく真っすぐ飛ばなくて……。

 アイアンの正確性のカギは、正しいアドレスと軸回転、それにフェース面の管理です。まず、尋木さんは、アドレスで右肩が高く、しかもかぶっているので、そのまま振ると、軌道が必ずアウト‐インになってしまいます。ゴルフは右手が左手より低いですから、その分、右肩を下げて、背骨の軸を右に傾けるのが正しいんです。

尋木 なるほど。

 右に傾いた軸を中心に回転すると、トップでは左肩が深く入って、ダウンスウィングはクラブが勝手にインサイドから下りてくるのがわかると思います。それでも、フェースが開くとボールは右に出ますので、スウィング中はずっとフェーススクエアを意識して振る必要があります。

尋木 何か目安はありますか?

 クラブが地面と平行になる地点(テークバック、ダウンスウィング)で、リーディングエッジが背骨と平行になっていればOKです

<問題点>
アドレスの時点でアウト‐インが強い

アドレスで右肩が高く、本来、やや右に傾くべき背中の軸が垂直になって(あるいはやや左に傾いて)いる。これだと軌道はアウト‐インになる

記者「ボールにしっかり当てようとしています」
プロ「正しい軸で回ることが当てることより大事です」

ゴルフのグリップは、右手が左手の下になる分、背骨がやや右に傾くのが自然(写真)。そうすると右肩が前に出ることもなく、肩がスクエアになるので、そのまま背骨の軸を中心に回転すれば、イン‐インの軌道で振れる

手を上げるには首と背骨を真っすぐにする

人間の体の構造上、手を頭の上まで上げるには、首を背骨から真っすぐにする必要がある。首が前に倒れると、手は上に上がらない

手は「上げる」
体は「軸回転」

テークバックは①手を斜め上に上げる、②体を回す、の複合動作。スタート直後に手を背中側に回そうとすると正しいトップにならない

手を上げずに体の回転でハーフショット。
ボールに「当たる」感覚がつかめてきた!

Drill 1
腰から腰の範囲でボールを打つ

正しい軸回転とフェースをスクエアに保って打つ練習には、腰から腰の高さのハーフスウィングが最適。この大きさのスウィングなら、ほとんど手を上げる必要がないので、自分で意識的にフェースをスクエアにして打つ感覚が養える

右手は少し下から握る

スウィング中は手の力をできるだけ抜きたいが、クラブは重心の関係で自ら「開こう」とするので、右手をフックに握って支えるのがいい

フォローでは右ひじを伸ばす

ハーフショットの範囲では、手は常に体の正面にある。フォローでは自然に右ひじが体から離れて伸び、ヘッドが目標方向に大きく出ていく

Drill 2
クロスハンドでボールを打つ

左右のグリップの上下を逆にして打つと、フォローまで手とクラブを体の正面に保って打てる。また、左サイドでスウィングをリードする感覚もわかる

Point
フェースは「背骨と平行」がスクエア

アドレスでクラブを真上に上げると、フェースは垂直になるが、クラブが地面と平行な地点では、上体の前傾の分、フェースも前に倒れる

<取材後記>
出球の方向が安定してきた
スウィング中のフェースの向きというのは、ほとんど意識したことがなかったですが、意識しながらハーフショットを続けると、ちゃんと狙った方向に球が出るようになりました。

月刊ゴルフダイジェスト2023年8月号より