浦大輔の“いつも80台”の極意<クラブ選び編>使わない3Wとロングアイアンは今すぐ売りましょう
理論派プロの浦大輔が「いつも80台」で回るための極意を伝授。ここでは「実は最も重要」と語るクラブ選びについて教えてもらおう。
TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Hiroaki Arihara、Blue Sky Photos THANKS/千葉よみうりカントリークラブ、√dゴルフアカデミー
●CONTENTS●
#1 パー5は死ぬ気でパーを取りにいけ
#2 “見栄”のクラブは今すぐ売るべし
#3 パー5の3打目をどこに置くか
#4 本物のマン振りは“8割”スウィング
ミスの出るクラブより
ピンチ対策のウェッジ
クラブ、マネジメント、技術のうちで、実は最も重要性が高く最初に手を着けたいのがクラブだと浦プロは言う。アマチュアのミスにはクラブに起因するものが多く、気づきにくい一方で、即座に解決できる問題でもあるからだ。
「まず“見栄”でバッグに入っているクラブを即刻中古屋に売ってください(笑)。ロフト15度の3W、5番以上のアイアンがその典型。これらの“苦手だけど入れている”クラブがどれだけ悪さをしているか。ヘッドスピード43未満ならウッドは5WからでOK。ロングアイアンは全部UTに替えてください」
その代わりに増やすのは、ロフト60度のロブウェッジを含めた「下」のクラブだ。
「1ラウンドで3〜4回はグリーン周りで“ピンチ”に出くわすでしょう。その対策として有効なのが60度なんです。使えないクラブを抜き、ピンチ対策をする。これだけで3〜5打は縮まりますよ」
3Wとロングアイアンは難しすぎる!
ロフト15度の3Wは、球が上がりにくく球もつかまらない。5番以上のロングアイアンも同様で、ナイスショットの確率は限りなく低く、大ミスのリスクが圧倒的に高い。長い距離から3Wやロングアイアンを持って大きなミスをするくらいならバッグに入れないほうがマシ。もしくは入れているのに使っていないという場合もまったくの無駄でしかない!
代わりに入れるべきは「60度」
18Hで3~4回訪れる難ライで大活躍
【60度が活躍する場面1】
左足下がりのアプローチ
グリーンの奥や横に外して、左足下がりでピンも近いというような状況では、寄せるどころかグリーンに乗せることも難しいが、60度のウェッジなら乗せられる可能性がアップ
【60度が活躍する場面2】
バンカー越え&手前ピン
バンカー越えの短いアプローチで、しかもピンが手前側に切ってあるような場合も、普通のSWでは球が止まらず寄らないが、60度のロブウェッジならチャンスが残る
【ここに注意】
難ライ以外では60度は一切使わない!
あくまで「お助けクラブ」と考えよう
安いものなら5000円以内で手に入る
「クラブを買い替えるなんて予算的に無理!」というなら、新品を買う必要はない。中古なら4000円くらいからそこそこの状態のロブウェッジが手に入るので、3Wを売ったぶんで買おう。溝が多少減っていても機能的には問題ない!
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月刊ゴルフダイジェスト2023年7月号より