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浦大輔の“いつも80台”の極意<技術編>“8割で振る”本物のマン振りをマスターしよう

理論派プロの浦大輔が「いつも80台」で回るための極意を伝授。最後は、80台を出すうえで必要な技術について詳しく聞いてみた。

TEXT/Kosuke Suzuki PHOTO/Hiroaki Arihara、Blue Sky Photos THANKS/千葉よみうりカントリークラブ、√dゴルフアカデミー

浦大輔 うらだいすけ。1985年生まれ。身長171センチで420ヤードの飛ばし屋で、YouTubeチャンネル「かっ飛びゴルフ塾」は登録者数10万人超。都内で「√d golf academy」を主宰する

●CONTENTS●
#1 パー5は死ぬ気でパーを取りにいけ
#2 “見栄”のクラブは今すぐ売ろう
#3 パー5の3打目をどこに置くか
#4 本物のマン振りは“8割”スウィング

適正スペックを
適正な力感で振る

パー5でパーを取れない代表的な失敗例は、ティーショットを曲げてOBやハザード、林などに入れてしまうこと。1打目を打ち終わった時点で、もうパーのチャンスを失ってしまうのは、愚の骨頂だ。

その原因はスウィングが「振りすぎ」であること。加えてクラブが自分に合っていないせいで図らずも振りすぎているケースも多いという。

「フィニッシュでマキロイみたいにピタッと止まれるのが“マン振り”の限界値で、少しでもグラついたり、フィニッシュでクラブを振り戻す人は“ムチャ振り”なんです。これだけ振っていれば曲がって当然。まずはフィニッシュで止まれる力感を知ること。そしてそれができる適正スペックのクラブを使うことがものすごく大事です。アマチュアの多くはオーバースペックでクラブが重すぎます。そのドライバー貯金、リシャフトに使って適正重量にしてみると、世界が変わりますよ」


“本当のマン振り”は80%で振ること
理想はローリー・マキロイのフィニッシュ

アマチュアは振りすぎて体が流れている

フィニッシュでピタッと真っすぐに静止できずに体がよじれる人、グラつく・ヨタつく人、さらにはフィニッシュから跳ね返るようにクラブを振り戻す人は明らかに「ムチャ振り」。振りすぎて軸がキープできていないので球が曲がって当然だ

5割の力感から始めて、止まれる強さを覚えよう!

5割の力感から始めて徐々に強くしていく。体のバランスが崩れない最大値が「マン振り」となる。この素振りを、数回でいいので毎日地道に繰り返すことで、「ムチャ振り」にならない限界値を少しずつアップしていける

シャフトの重さを見直そう

ムチャ振りすればHSは速くなるが、それはコントロール不可能な速度。その原因は、力感が強すぎるだけでなく、クラブ=シャフトが重すぎるケースも多い。ドライバーがHS40m/sで60グラム台のシャフトを使っている人は要注意。浦プロでもタイガー・ウッズでも60グラム台。軽めのシャフトに見直してみる必要があるかもしれない。

ウェッジの「腰から腰のマン振り」
を身につけよう

ティーショットを無理なく運んで、2打目で安全に3打目のお膳立てをする。平均80台で回るために球を打つ技術が求められるのはこの先だ。

ここから3打目をグリーンに「乗せる」ためにも、外した場合に「寄せる」うえでも、共通して求められる技術はコントロールショット、そして小さなスウィングの精度。

「身につけてほしいのは、『腰から腰のマン振り』です。『マン振り』は、フィニッシュで振り戻したりグラついたりしない最速スウィング。腰から腰なら、体重移動もフェースローテーションもほぼ不要で、この幅を自己最速の『マン振り』で振れればゆるんでミスすることもありません」

これを全ウェッジで、腰、ひざ、すねの3つの振り幅のキャリー、そしてだいたいの高さをメモする。重複する部分はあっても、これで9〜12通りの距離を打ち分けることができるのだ。

ヘッドの高さが腰から腰までの左右対称。ゆるめず、余らず、自分の最速でスウィングして、フィニッシュはピタリと静止する。このときのキャリーを、持っている全部のウェッジで正しく把握することが重要だ

打ち方のPoint 1
フェース面をキープ

手元は体の正面から外さず、体の回転だけでスウィング。基本的には手首も使わない。フェースの開閉もせず、できるだけキープしたまま振っていく。クラブがグラついたり振り戻したりせず、この位置に静かに収まる力感が「マン振り」だ

打ち方のPoint 2
かかとを上げすぎない

腰から腰のスウィングなら、体重移動もフットワークも必要ない。フィニッシュでは、右かかとが少し浮くくらいはOKだが、つま先立ちになるほどかかとが上がらないように注意。そして振りすぎは絶対NG

Drill
まずは片手から始めよう

ピタッと収まる「マン振り」が難しいと感じたら、まずは片手スウィングから。バックスウィングはあまり考えず、球は打たずにフィニッシュの収まりどころやフェース向きなどに集中して素振りをしよう

「厳しい言葉は真剣の“ウラ”返し。
心に刻んでください」

今回浦プロが教えてくれたことは、パー5の攻略に絞られた話で、とても限定的に見える。それだけに、「本当にこれだけでいつも80台で回れるの?」と疑問を持つ人も多いだろう。

しかし実は、スコアメイクのベースとなる基礎的な部分に根差した内容ばかり。しっかり読んで考えてみると、あらゆる場面で応用できることなのがわかる。

本当に大事なのは、表面上のことだけでなく、言葉の“ウラ”側をしっかり読み解き、真意を理解すること。そこがくみ取れれば「いつも80台」は目の前だ!

月刊ゴルフダイジェスト2023年7月号より