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【ギア選びのウソホント】Vol.109「ロングアイアンはやさしい中空がオススメ」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

セッティングの話を続けます。最近はいろいろな影響からアイアンセットのいちばん長い番手は6Iや7Iというメーカーが増えてきました。これは5Iでは球が上がらず、適正スピンが入らないゴルファーも多く、使わないクラブをセット販売するよりもUTやショートウッドを入れたほうがいいとする考えからきていると思います。

では、そういったアイアンセットを購入したときに、単品の5Iを購入するか、それともUTやショートウッドを入れたほうがいいかというと、私の経験では5Iをオススメしたいです。たしかにUTは形状から球が楽に上がり、やさしいクラブです。しかし、球の高低が打ち分けにくいというデメリットがあります。

5Iはアマチュアゴルファーだと160~170Yほどの距離を打つクラブだと思いますが、この距離はけっこう残る距離で、かつライが悪い場合も少なくありません。そのときにUTでは弾道のイメージが湧きにくいことがあるからです。とはいえ、セットと同じブランドの単品5Iは難しい可能性があるので、たとえばフルキャビティを使用している人であれば中空ヘッドの5Iをチョイスするといった、少し楽なヘッドを選ぶのがいいでしょう。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月1日号より